5話 ページ6
Noside
生徒達を帰らせ、静かな部屋でテストの採点する魔法使い。
獣や自然に好かれた彼女に、ヒトが作った造形物は居心地が悪かった。
A『……やはり、Dは落ちているな…』
全体の採点に目を通してボソリと呟く。
｢あら、A先生。まだいらっしゃったのですか。｣
A『ええ、座学のテストを行いましたので。』
｢今年の子達はどうです？｣
A『そうですね…全体的に学力は例年より下かと……特殊魔法もないみたいですし…』
【特殊魔法】
遺伝によって様々だが、その魔法を扱えるのは数少ない。座学や一般魔法は苦手とされている。
｢特殊魔法なんて居る訳ないじゃないですか〜！A先生は扱えるんですよね！流石です!!｣
A『ははは…』
社交辞令も終えた所で学院を出た。
A『下校時間は過ぎてるぞ。』
イアン｢ママ〜！遅い〜〜!!｣
ザラ｢ママ、おかえり〜。｣
双子に出迎えられた。
A『今日はちょっと買い物するからマーケットに飛ばしてくれ。』
イアン｢はーい。｣
ザラ｢何買うの〜？｣
A『授業の教材。』
一瞬、彼らを光が包み込む。
そして、目の前には屋台。
A『今日は古書だよ。おいで。』
ザラ｢あたし新しい髪留め欲しい。｣
イアン｢ボク、新しいぬいぐるみ欲しい。｣
手を伸ばして子どもを抱きしめた。
A『買い物が終わったらね。』
イアン｢髪留めっていっぱいあるじゃん。｣
ザラ｢あたしの気分が合わないの。｣
A『喧嘩しないの。ちょっと待っててね。』
手を離そうとする母を2人は止める。
イアン｢やだ。ボクも一緒に行く。｣
ザラ｢あたしも。｣
A『今日は�犖�こう�瓩鵬颪Δ�もしれないから待っててね。』
�犖�こう�畭Δ畔垢い申峇屐�固まった。
イアン｢…すぐ帰ってきてね。｣
ザラ｢あたし気長くないからね。｣
A『はいはい。』
古書店に入るとその場は闇に飲まれた。
A『や。』
？｢…あのさ…ボクも暇じゃないんだよ。｣
A『だから先延ばしにしてやったんだろ。大体、闇市で取り扱われいたって、お前がより監視してれば防げただろ。デーモン。』
デーモン｢はいはい。ボクが悪うございました。｣
闇に現れたのは闇に潜む地獄の管理者であり、魔法界の重鎮。デーモン。
地獄は人間や魔法使い、妖怪、様々な種族がいる。
その中でも�犖�こう�畭Δ噺討个譴襪里廊狄祐岫瓩澄�
魔法使いは人間を毛嫌いしているのは別のお話。
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2019年3月6日 3時
