嘘を嫌う嘘つきたちは 2 (ページ12)

今日:6 hit、昨日:5 hit、合計:8,359 hit

62 ページ12

.

「で、理由を聴いてもいい？」

ソファーに座って俺たちを見つめるリーダーと翔ちゃん。

その前にしおらしく並ぶ俺とにのと松潤。

「俺が…潤くんを誘った。だから悪いのは俺なの…ごめんなさい」

「いや、もとはと言えば俺がにのを連れ出したんだ。にのは悪くない。相葉さんは迎えにきてくれただけだし」

2人してお互いを庇いあう。

実際のところ何がどうなったのかわからないけど時間内に連れ戻せなかった俺にも責任はある。

その事を申告すれば翔ちゃんは頭を抱えてしまった。

「結局最初ににのを連れ出したのは松潤、松潤を誘ったのはにのってこと？」

神妙な顔で頷いた2人。

ため息を吐いたリーダーが少し前のめりになる。

「結構ギリギリな時間って分かっててどこ行ってたの？」

「それは…」

話題が話題なだけに言いづらそうなにの。

そんな様子を見て松潤が口を開く。

「谷口さんと磯川さんに会ってきた。2人が、翔さんと相葉さんの悪口言ってるところを俺も見たから」

突然見えてきた犯人像に大きい眼をさらに見開く翔ちゃん。