159 ページ9
.
4人で相葉くん家に集まった際、つい先程のにのとの会話を説明した。
「生きる希望失ってる訳じゃないよね…?」
相葉くんは震える声で言った。
「見ててそんな感じではなかったけど、もしかしたら心の中で何か思っているかも」
「ていうか翔ちゃん、そんなこと言っちゃって大丈夫なの?もしにのが死に希望を見出だしちゃったら…」
「じゃあなんて言えば良かったんだよ」
相葉くんの心配はもっともだった。
だけど、俺だって必死に考えて出した答えなんだ。
「じゃあ死ぬのは辛いよ、苦しいよって言えば良かった?にのがいなくなったら俺達悲しいから死なないでって?」
相葉くんは黙りこくっている。
「今回を乗り越えられても、にのはもう長くない。わかってるだろ?俺だってにのに生きてほしいけど、苦しい思いするのはにのだよ」
「でも…」
「俺たちが、例え息ができないほど辛くても、にのが安らぎを感じられたらそれでいいじゃん」
つい熱くなってしまった俺に、松潤がストップをかける。
「翔さん落ち着いて。相葉さんはそこまで言ってないよ」
「…そうだよな。ごめん」
「ううん、俺こそ軽率だった。ごめんね翔ちゃん」
209人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちえさん(プロフ) - 楽になりたいって……(´;ω;`)ブワッ (1月14日 10時) (レス) @page27 id: 9add11b86c (このIDを非表示/違反報告)
ねこなり(プロフ) - ちえさんさん» コメントありがとうございます!相変わらず相葉さん大好きすぎるにのちゃん可愛かったですね〜 (12月26日 8時) (レス) id: 9350616ee5 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - 昨夜は激重な相葉愛を浴びましたね〜。ラブレターかと思いましたww。お話のにのも5人の時間が過ごせますように〜 (12月25日 7時) (レス) @page25 id: 9cf04433b5 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - 更新ありがとうございます。にのちゃん、頑張れ。大好きな人たちを応援して行きましょうね〜♡ (11月5日 18時) (レス) @page21 id: 9add11b86c (このIDを非表示/違反報告)
ねこなり(プロフ) - ちえさんさん» いつもあたたかいコメントありがとうございます!私もお気に入りのシーンです(^^) (9月10日 17時) (レス) id: 9350616ee5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ねこなり | 作成日時:2023年6月30日 19時