story seventyseven ページ32
そのセリフに誰もが驚いた
自分が今の今まで仕えていた主の他に、そう名乗る人物が現れたのだから
バ「お…おい、こいつはどういうこった
セバスチャン!?」
「セバスチャン？そうか、お前がセバスチャンか
直接会うのは初めてだね
あの日は
よくもってくれたなッ」
ビクッとシエルの身体が反応した
セ「私も、貴方のような方とお会いするのは初めてです」
フ「セバスチャンさん！あの人嘘を吐いてるんですよね!?
だって僕らの知ってるシエル坊ちゃんは…」
セバスチャンがシエルに視線を向けると、俯きガタガタと震えていた
貴「事実ですよ。
彼がシエル.ファントムハイヴ伯爵です
元々は、ですが(ﾎﾞｿｯ」
「シエル様。こんな所にいらしたのですか」
「じいや」
階段から降りてくる田中に視線が集まった
貴「田中さん、やはり貴方知っていましたね」
田「はい。この事は墓の中まで持ってゆくつもりでした
ですがもう、無意味なこと
この老いぼれがお話しましょう」
メルティーは田中が話し始める直前に違和感を感じた
貴「セバスチャン…おかしく無いですか」
セ「貴女も気づきましたか」
貴「なぜ、田中さんは彼が居ることに驚かない？
さも当たり前かのように接して…」
セ「…」
二人の田中への視線は敵意をも含んでいた
田「あれは、確か十五年程前のことです」
ーーーーーー
忘れもしない、12月14日
大雪の日のことです
使用人たちは朝から慌ただしく湯を沸かし
屋敷中を上へ下へ、走り回っておりました
みな固唾をのみ、その時を待っていたのです
そして
聞こえてきた産声は
レイチェル様がご出産されたのは双子の男の子だったのです
田「お二人が入れ替わっている事に誰も気づかないのも無理からぬこと
お二人は鏡合わせのように何もかも瓜二つだったのですから」
田中のその言葉にメルティーはカチンときた
貴「まぁ確かに、二人はほんとーに瓜二つだわ
だけど…」
セ「…メルティー？」
貴「シエルと…あーめんどくさいな…
あんたとシエルが入れ替わってることに誰も気づかなかったのは
瓜二つだったからだけじゃない。
それだけの努力をシエルはしたからなんじゃないの？
それを一番わかってんのは、私たちのはず
なのに…」
シ「メルティー…いい」
「君の言うことは間違っていないよ
でも、皆を騙していたのはダメじゃないかな？
何故そんな嘘を？
怒らないから言ってごらん」
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！応援してます！！ (2022年6月20日 1時) (
レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
白華(プロフ) - canpusno-toさん» お心遣い、ありがとうございます！原作の続きが気になりますね！今後ともよろしくお願いします！ (2019年3月30日 21時) (レス) id: 3f0452cc14 (このIDを非表示/違反報告)
canpusno-to(プロフ) - 新しい黒執事のマンガ出ましたね！とっても面白いです！続きがめっちゃ楽しみです！更新ゆっくりでいいので頑張ってください！ (2019年3月29日 18時) (レス) id: 939862ea74 (このIDを非表示/違反報告)
白華(プロフ) - サヤさん» ありがとうございます！忙しく更新が遅れていますが今後もよろしくお願いします！ (2018年5月12日 21時) (レス) id: 3f0452cc14 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 続き来たあああ！！これからも頑張ってください！！ (2018年5月10日 18時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白華 x他2人 | 作成日時：2017年7月6日 20時
