幸せが崩れるときはいつも.......3

第39話走馬灯の中 ページ25

父には父の役割があり

母には母に役割がある

親は子を守り

兄や姉は下の弟妹を守る

何があっても命を懸けて





累｢僕はね自分の役割を理解していない奴は生きてる必要がないと思ってる

お前はどうだ？お前の役割は何だ？
お前は僕に妹を渡して消える役割だ

それが出来ないなら死ぬしかないよ
勝てないからね｣






糸は簡単に斬れない…どうする…

折れた刀身であの子の頸が糸より硬い場合…





累｢……嫌な目つきだねメラメラと愚かだな
もしかしてーーーーーー………


勝つつもりなのかな！！！！！｣





すると鬼は糸を操って木の影から禰豆子を引きずりだし自分の元へ置く。





『禰豆子！！！！』


累｢さぁもう奪ったよ、自分の役割を自覚した？｣


『放せ！！』





私は禰豆子と鬼のもとへと走って向かう





累｢逆らわなければ命は助けてやるって言ってるのに｣





すると禰豆子は鬼の顔に爪を立てて引っ掻く
禰豆子…！！！！！！！！
自分の意思で引っ掻いたの？


良し！攻撃が出来る！！！
私は折れているが鬼に刀身を降る
すると鬼が攻撃を仕掛けてきたのでそれをバク転して避ける。



体制を整え鬼の手元を見てみるとさっきまでいた禰豆子が鬼の手元から消えていた。





！？

禰豆子がいない！！！！

一体どこに…！！！！





すると上から生暖かい血が頬に零れてきた。
私は血が零れてきた上を見ると禰豆子が糸に絡まれて空中で縛りつけられて所々血が出ていた。





『ね、禰豆子！！！！』

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