日向と双子の妹は烏野高校マネージャー！ (ページ11)

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日向side

『まさに小さいな巨人！』

-----そうテレビのアナウンサーが叫んでいた

それは高校生バレーの大きな大会でテレビ画面に映っていたのは烏(カラス)と名のついた黒いユニフォームを着てコートを飛び回る小柄な選手だった

昔っから背の順で前の方だった俺は

『小さな巨人』

という言葉にとても惹かれていた、バレーのルールもよくわからないのにその小柄な選手の活躍を夢中で見ていた

こんな風になれたらカッコ良いなと思った

いずみん｢翔ちゃん早くー！グラウンド取られる！｣

『お兄ちゃんー！！』

元々スポーツが好きな俺の妹に一緒にバレーやらないか誘ってみた

『バレー？いいね！やる！』

日向｢ほんとか！頑張ろーな！｣

『うん！』

Aと一緒に中学ではバレー部を選んだ

でも…

｢『え！！』｣

日向｢バレー部俺達だけですか？｣

Aと顔を見合わせる

先生｢うん、年々減ってきてね～あ、それと男子バレーは部(ぶ)じゃなくても愛好家(あいこうか)ね、Aちゃんは女子バレに変えるけどする？｣

『いや！男バレでいいです！』

先生｢そうかい？翔陽君はどうする？ほかの部に変える？それかー女子に混ざる？｣

日向｢そ！それはちょっと…ふ、二人でもやります！｣

先生｢そお？｣

日向｢小さな巨人になります！！｣

先生｢え？何に？｣

『き、気にしないでください』

体育館の隅っこ

グラウンドの隅っこ

渡り廊下

練習できる場所が練習場所

日向｢アッちゃん部活終わった？？俺とAとパス練やって！｣

アッちゃん｢！またァ！つーか待ち伏せやめろ！｣

『ごめん！アッちゃん！！でもお願いなんだ！！いいかな？』

アッちゃん｢たく…仕方ねーな少しだけな｣

｢『あざーーす！！』｣

勢いで初めて意地で続ける

最初はそんな感じだったけど

何百回の失敗の中1回の成功が

ちょっとずつ楽しさに変わった