幸せが崩れるときはいつも.....

第10話人攫い沼 ページ31

日輪刀は持ち主によって色変わり

それぞれの色ごとに特性がある

しかし黒い刃になる者は

数が少なすぎて詳細が分からない

分からなすぎて

出世できない剣士は黒い刃なのだと言われている









私は鱗滝さんから貰った禰豆子を背負う箱を背負って町へ向かう

向かっている途中鱗滝さんが言っていたことを思い出す




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鱗滝｢憶測だが禰豆子は人の血肉を喰らう代わりに
眠ることで体力を回復しているかもしれない｣

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もしそれが本当なら禰豆子が2年間寝てたのも納得行く、鱗滝さんから聞いた話だと鬼になる際は凄く体力を消耗すると聞いた。

だから禰豆子は2年間眠っていたのかな？




そう思いながら歩いていると顔に所々傷と目に隈ががある人とすれ違う｡

何かあったのかな…？

すると周りのおばさん達のコソコソ話が聞こえてくる。




おばさん｢ほら、和巳さんよ可哀想にやつれて…｣


おばあさん｢一緒にいた時に里子ちゃんが攫われたから｣


おじさん｢毎晩毎晩気味が悪い｣


おばさん｢あぁ嫌だ、夜が来るとまた若い娘が攫われる｣




私はその話を耳にし、鎹鴉が言っていた少女とはあの人の大切な人なんじゃないかと思い話しかける




『和巳さん！！ちょっとお話を聞きたいのですがいいですか？』




話を聞くとやはりそうだった｡
私は和巳さんに里子さんが攫われた場所を聞き
その場所に案内してもらう




和巳｢ここで里子さんは消えたんだ、信じてもらえないかもしれないが…｣


『信じます！

信じますよ！！

信じる！！』



私はそう和巳さんにいい鬼の匂いがしないか地面に伏せる。



『(微かに鬼の匂いが残っているけど…斑というか…変な感じ…)』


和巳｢(…この子は一体何なんだ
何をしているんだろう…｡)｣









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トキエ｢(攫われた子達はどうなったのかしら無事ならいいのに)






！！！！！！








た…すけて…！！｣









夜になったが私達はまだ鬼を探している。



和巳｢俺の事を心配してくれるのわ嬉しいがそろそろ休んだ方が…｣

『あいつらは夜に活動します｡だから休めません


！！！！！！


和巳さん！！鬼の匂いが濃くなった！！鬼が現れてる！！私はその場所へ向かいます！！

和巳さんは私のペースに合わせなくて大丈夫ですのでゆっくり来てください！！』

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