砂糖彼氏 (ページ2)

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好きなだけページ2

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仕事で嫌なことがあった

上司のミスなのに私のミスにされて
本当に大変だったし辛かった

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本当は家に帰ってカンタくんにたくさん
話を聞いてほしいぎゅってして慰めて欲しい

だけど、最近カンタくんは忙しそうだから
余計な心配かけたくないな

家のドアの前で考える

ちゃんと、笑顔でいつも通りしなきゃ

「ただいまー」

『おかえり、遅かったね？』

「うん、残業だよ」

私、笑えてるかな？

「今からご飯作るね」

『A、おいで』

そう言って手招きするカンタくん

『嘘つくの下手くそなんだから
隠さないでいいんだよ』

「何が」

『今日は、ピザでも頼もうか
好きなだけお酒飲んでAの気が済むまで愚痴でもなんでも聞いてあげる』

「でも、」

『つらい時は、半分こでしょ？』

カンタくんは半分こが好きだなぁ

小さい時からずっと

『好きなだけぎゅってしてあげる』

力いっぱいぎゅーってするから
ちょっと苦しい

「ちゅーは？」

カンタくんは抱きしめる力を緩めて
向かい合う体制になる

『好きなだけ、する？』

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やっぱりカンタくんは砂糖彼氏です

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