メガホンの悪魔【男主】 (ページ7)

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ア「その言葉覚えとくぜ...」

そう言ってアキは出ていった

僕はまだデンジ君といる

『ん、(僕も友達になれる悪魔がいたらなりたいって思う)』

デ「？？」

あ、そっかまだ意味分かんないのか

仕方ないからポケットからメモ帳とペンをだし

さっき伝えたかったことを書く

こういう事も頻繁にあるから

この2つはいつも持ち歩いてる

『ん(はい)』

デ「僕も、友達になれる悪魔がいたら、なりたいと思う...お前も友達いねぇの？」

『ん(そのメモ帳貸して)』

メモ帳を渡してもらえるように手を伸ばす

デンジ君は素直に「ぁ、はい」と渡してくれた

メモ帳の次のページに

「昔はね」

とペンを走らせたあと、再びデンジ君に渡す

デ「...オレとお前、友達になれねぇかな」

『...』

デ「あ、やっぱ無理？」

最初は聞き間違いかと思うくらい、びっくりした

他の人から友達になろうと誘ってくれたのは、デンジ君が初めてだった

僕は嬉しくてデンジ君の持っている斧に気を付けながら思いっきり抱きついた

デ「え？」

『ん(さっきの僕の行動がその答えだから)』

そう伝えて僕はアキのいる場所へ戻った

デンジ君は固まってたな

僕今ちょー機嫌いい

ア「？機嫌いいな、何かあったか？」

『ん、(なんもなーい)』

ア「...？」