俺らの可愛ええ弟【男主】

可愛い度８ ページ9

差し出された手を見てみると

そこには同じ指輪が

驚いて固まっている治に

何が何だか分からない郁瑠くん

侑は少し驚いたあと、我に返り疑問に思ったことを問いかけます



侑「...てか誰やねん、この爽やか無気力イケメンは」

治「さっき郁瑠言うとったで」

侑「え、でっか...俺らよりデカいやん...こんなちっこいのが？え...」

侑(大人)「言うとくけど攻められてるん俺らやからな」

侑「え''ｯ」

治「マジか...」

『...？』

治(大人)「時間や、行くで」

侑(大人)「マジか、ほなまた会えたらな〜」



そう言い、宮兄弟とは反対側の道へ歩いていきました

ですが大人の郁瑠くんはそこにいたまま

少し微笑み、近づいたと思ったら

耳元で



(大人)『ほなね、おにーちゃん』



と、ど低音かつ、優しい声で囁いたのです



侑「は」

治「え」

『...』



衝撃の言葉に2人は固まってしまいました

大人の郁瑠くんは大人の侑たちの所へ走って帰っていきました

郁瑠くんは変わらず何が何だか分からない顔をしています

2人はと言うと



侑「なんっやねん...心臓に悪いわぁ〜」

治「まさか郁瑠にあんなん言われるとわな」

『...あれ、ぼく？』

侑「おん、せやで...ええ男になってもた、ありゃアカンわ」

治「大人の俺ら腰大丈夫なんかな」

侑「ほんまそれ」

治「聞いとけばよかったわ」



何故か落ち込みながら、帰りの道を歩いたそうな

可愛い度９→←可愛い度７

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す