俺らの可愛ええ弟【男主】

可愛い度15 ページ16

翌日

東京へ来た郁瑠と母親

見知らぬ街で少しキョドっている姿が見られる



『...あ、あれ？たいくかん』

母「そうやな、あれや デカいなぁ」

『でかい』



郁瑠の指さす先はデカい体育館

春高が行われている中に稲荷崎高校がいる

その中で戦っているんだと思うとワクワクしてしょうがない感じが見てわかる

中に入り、ギャラリーに上がる

まだ試合は始まっていないようで、各選手アップをしている

すぐそばには稲荷崎高校の応援に来ている生徒などでいっぱいだった



『ひとおおい』

母「流石強豪校やな...あれ、北さんやないですか！」

北「あら、宮さんやない 息子の応援やんな？」

母「そうです〜、北さんもお孫さんの応援に？」

北「せやで、''信介がんばれ''セーターも自分で編んだんよ」

母「すご」



いろんな話で盛り上がっている中、郁瑠はずっとお兄ちゃんたちの姿を探している

だがここからではよく見えないため、下へ降りることにした



『んー...(いない...)』

？「どーした坊ちゃん」

『わ...』



後ろから声を掛けられ、振り向く

郁瑠はびっくりしすぎて固まってしまう

そこには赤いジャージを身にまとったトサカヘットで背の高い男子高校生が立っていた



？「？あれ、固まっちった おーい」



そう言いながらしゃがむ誰か



『...だれ...』

？「黒/尾鉄朗でーす、よろしく坊ちゃん」

『やだ』

黒「そんなキッパリ言わなくても...」

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