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「ひえ〜〜あちい〜〜」
外に出て海人くんが小さな悲鳴をあげる
「暑いねほんとに」
太陽に手をかざすその仕草に、なぜか心の奥がきゅんとした
「スーパーちょっと遠いんだけど、歩きでいい？」
海人くんが私を振り返って聞いてくる
「いいけど、歩くの疲れちゃわない？大丈夫？」
「ん〜まあ疲れんだけど。その分時間かかるから、長くAちゃんと話せる」
そんなことを言って私を見つめる君に、
「そ、そっか、」
なんて返事をしたら、よかったのか。
「あっち、ついてきて」
海人くんはくすりと笑って、私の前を歩き出した
たどり着いたスーパーの中は、キンキンに冷えている
「さて！なにから見ようか」
海人くんが自動ドアを駆け抜けてぱちんと手を鳴らす
「……えっと、まずどんなイメージのご飯を作るか、だよね」
ぐるりと見回す店内
「どんな系がいい？海人くん」
「え〜なんだろ。おいしければオッケー！みたいなとこはある」
「……それが1番困るなぁ」
「Aちゃんが一緒に作ってくれんなら、どんな料理もできそうな気はするけども！」
明るい君の笑顔は、やっぱり私には眩しすぎる。
とりあえず店内を見物
「サラダとかあるといいよね」
「Aちゃん、お肉は？買う？」
「海人くん見て、おいしそうなスイカ」
「待って〜！アイス食べたい！」
全然噛み合わない会話をしているうちに、
「海人くん、これとこれならどっち…って。いないじゃん…」
海人くんが、行方不明。
「……海人くん〜〜…」
近くの陳列棚を順番に見ていくと、
「…いた、」
何かを真剣に眺めている君がいた
「海人くん、何かいいものあった？」
「見てこれ、おいしそうじゃない？？」
海人くんが指したのは、たくさんのお惣菜たち
「たしかに、ちょっとおいしそうかも…」
「俺思いついちゃったんだけどさ、」
海人くんが私を嬉しそうに見る
「いっそのこと、お惣菜いっぱい買ってこうよ！」
「……え？作るんじゃないの？」
「だってみて？これ。こんなおいしそうなのあるのにさ、しかも安い！」
「う〜〜ん？」
「まじこれオススメっすよ奥さん」
最初の目的とはかなり違うけど…
得意げな君の顔を見ちゃうと。
「……そう、しよっか！」
「よっしゃ！」
とことん、私は君に甘い。
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しちみ(プロフ) - 詩愛さん» お返事ありがとうございました(^^)自分自身もコメントの内容を忘れてまして（汗）この時は今後の展開を知らなかったとはいえ呑気なコメントだなぁと（笑）自分自身がいかに楽しみに続きを待っていたか思い知らされました。もちろん、新作も楽しみに待ってます(^^) (2020年2月16日 20時) (
レス) id: 29142387b3 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - 詩愛さん» わあ！ほんとですか！！楽しみにしてます^ ^ (2020年2月15日 20時) (レス) id: 61704da698 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 蜜柑さん» こんにちは！ありがとうございます！実はここだけの話ですが、今のターコイズブルーさんのお話のあとは深紅さんのお話を書く予定です！楽しみにしていてくださいね^^ (2020年2月15日 15時) (レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - しちみさん» こんにちは！コメントに気がつかずとっても遅れてしまいました…すみません！！！夏が意外といい季節だなぁと思っていただけたらとてもうれしいです^^ 読んでいただきありがとうございました！！本当に遅れてすみませんでした！ (2020年2月15日 15時) (レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - めっちゃいいお話でキュンキュンします！できれば今度紫耀くんでもお話書いて頂きたいです(^^)/ (2020年2月13日 22時) (レス) id: 61704da698 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2019年7月11日 9時
