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世間の夏休みがすぐそこまで迫ったある日、
私は夏の音楽の特番に出演が決まった。
初めての夏の音楽祭
緊張しながら打ち合わせの会議室へ向かうと、
なぜかその部屋には、永瀬くんも居た。
「おー！Aちゃんやん」
いつもそうやって、明るく私を呼ぶ彼は、
年相応に若く、それでいて無邪気だった。
『………永瀬くん、どうしてここに、』
「俺も出るんよ、夏の音楽祭」
『え、永瀬くんも？』
「おん。笑」
その場には彼のマネージャーさんも居て、
どうやら嘘でもドッキリでもないらしい。
でも永瀬くん、どういう立ち位置で出るのかな。
「なんかねー俺、応援に駆けつける役なんやって。」
私の心の中の疑問に答えるかのように、彼が言う
それでもやっぱりわからなくて首を傾げていると、
永瀬くんは、とっても楽しそうに微笑んだ
「応援に駆けつけんの！Aちゃんの！」
『うん……え、え？私の？』
そう！って笑うけど、私はまだ状況が飲み込めない
彼はいつにも増してにこにこ笑う
「同じ事務所やし、仲良しさんってことで。ちょっとしたトーク？みたいなのするらしいんやけど、俺が呼ばれたんよ」
『仲良しさん、』
「そゆこと。まぁじで嬉しい、ちゃんとファンですアピールしといてよかったわー」
永瀬くんは、そんな幸せな顔できるの？と思うほど、
キラキラと音が出そうなほど笑っている。
興奮気味で口数も多い
「つうことで！初共演、よろしくたのんます！」
『、うん、こちらこそ』
あまりに唐突だけど、
私は永瀬くんと、初めて共演することになった。
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さ - 詩愛さんの作品は本当に全部素敵で大好きです。更新楽しみにしています！応援してます(*^^*) (5月28日 22時) (
レス) id: b7360dee29 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - タンさんさん» 一気にここまで来てくださりありがとうございます！！更新頑張りますね！！ (5月7日 16時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
タンさん(プロフ) - 面白くて一気に読み進めちゃいました！更新楽しみにしています！ (2023年5月6日 15時) (レス) @page5 id: 85b052b1c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2023年4月28日 18時
