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そしてその、次の月曜の歌番組。
それは生放送だった上に、初めての番組観覧がある日だった。
「続いてAさんです」
『よろしくお願いします』
名前を呼ばれ、ステージに上がる
目の前を明るく満たすスポットライト
私はその眩しさに負けないように笑いながら、
MCのアナウンサーさんが紹介してくれているのを聞く
そして、明るさに慣れてきた目で、
ふと観覧席の方に視線を移すと、
『………、！』
瞬間的に、息が止まりそうになった。
なぜならそこに、紫耀が居たから。
観覧席の1番奥、目立たないようにしているけれど、
私にはすぐにわかる、あれは紫耀だ。
「………それではAさんのステージへ参りましょう」
やがてアナウンサーさんの声が、私をまた現実に戻す
なんとか笑顔を作り、暗くなっていく照明の下、
もう一度だけ、紫耀を見た。
………やっぱり、そこに紫耀がいる。
目が合う。心が通じる。
頑張ってね。そう言うかのように、君が微笑む。
耳元で流れ始めた、イントロ
届けよう、紫耀に。
聴いててね、紫耀。
そっとこの頬に喜びを忍ばせて。
すっと息を吸う、いつもよりも明るい私の声
紫耀は今でも、私の歌う理由だった。
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さ - 詩愛さんの作品は本当に全部素敵で大好きです。更新楽しみにしています！応援してます(*^^*) (5月28日 22時) (
レス) id: b7360dee29 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - タンさんさん» 一気にここまで来てくださりありがとうございます！！更新頑張りますね！！ (5月7日 16時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
タンさん(プロフ) - 面白くて一気に読み進めちゃいました！更新楽しみにしています！ (2023年5月6日 15時) (レス) @page5 id: 85b052b1c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2023年4月28日 18時
