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だけど、挑んだオーディションは、散々だった。
緊張からか、普段の歌唱ができず、
数日後に送られてきたのは、残念な結果。
そんな私に、紫耀は勉強で疲れているにも関わらず、
近所の公園でそっと、寄り添ってくれた。
「でもよく頑張ったじゃん。すごいよ」
『………うん、ありがとう』
「その挑戦って、絶対後に生きるもんだと思うし」
紫耀が、大切そうに私の背中をそっとさする
その温もりに、安心感がどっと押し寄せた
「まだチャンスはあるよ。こっからが始まりでしょ？」
紫耀はいつもそうやって、背中を押してくれてたよね。
『………そう、だよね。私また、頑張ってみる』
「うん、俺はいつでも応援してるからね」
『紫耀、ありがとう』
君が微笑む。そっと、私たちは手を繋ぐ。
ゆっくりと沈んでいく夕日を、じっと眺めるふたりの時間
君といると安心して、何でも上手くいくような気がして。
だけどその時、ふと見上げた紫耀の瞳は、
夕日よりももっと。もっと遠くを見ていた。
「…………俺ら、この先どうなるんだろうね。」
そして唐突に呟かれた君の言葉は、
よく、意図が読めなかった。
『………どういう意味？』
「いや、わっかんないけど、もしこれから先、俺らが離れるようなことがあったら、」
『ねえ紫耀！ないよ、そんなこと絶対にない。』
どうして今、そんなこと言うの。
私の強い口調に、君は少しだけ、困り顔で笑う
『絶対、紫耀とずっと一緒に居る。紫耀と私、』
「わーかったって！もうそれ以上言うな」
私の言葉を遮った紫耀は、まだ顔をくしゃりとさせて笑っている
私はさらに君との距離を詰め、その存在をしっかりと抱きしめた
『………なんで紫耀、急にそう思ったの、』
「……いや、別に」
『そんなことを考えた理由、あるなら教えて』
見上げる私の視線、だけど君と目は合わない
切なげに空を映す、その瞳
「………ううん、なんにもない」
この時の紫耀の笑顔は、いつもよりも、かたい笑顔だった。
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詩愛(プロフ) - かずまｓｓｓさん» わあよかったです！！😭明日からもまた1週間頑張りましょう！コメントありがとうございました🫶 (2023年4月23日 15時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
かずまｓｓｓ(プロフ) - ありがとうございます！キュンキュンしました！明日もがんばれそうです！ (2023年4月17日 19時) (レス) @page19 id: 67c757a651 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - ゆゆさん» こんばんは、リクエストありがとうございます！今後の占ツクでの活動については、今ちょうど考えているところで、必ずしもお答えできないかもしれません😭チャンスがあれば、挑戦させていただこうと思います。コメントありがとうございました♡ (2023年4月9日 23時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - ごめんなさいDMじゃないです間違えた笑笑 (2023年2月26日 11時) (レス) id: 2b084ad39d (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 急にごめんなさい！リクエストとか受け付けているのか分かりませんが、もし可能だったら岸くんが体育教師で夢主が生徒の恋愛系のお話を書いて欲しいなって思ってDMさせてもらいました！お返事頂けると幸いです！ (2023年2月26日 11時) (レス) id: 2b084ad39d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2023年1月30日 19時
