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「おいしかったね」
『うん、紫耀ありがとう』
ドーナツを食べ終わって、のんびりとした時間が流れる
だんだんと夜が深まり、窓の外は暗い
ふたり床の上、となり同士にベッドに背を預け、
ぴったりとくっつき合う
食べている間も、ずっと左側に、
君の温もりを感じていた
「ねえA」
やがて、紫耀の頭が私の肩に、こてんと乗せられる
そしてその指先で、そっと私の髪に触れる
『なに？』
「俺Aの髪好きなんだよね。言ったことあったっけ」
『………ううん、初めて聴いた』
薄暗い部屋
君のかすれ声に、溶けそうな空気が立ち込める
「あとねー、俺は声も好きでしょ」
『、うん』
「それから実は、この手も好きなんだよね。」
そう言って、そっと握られた左手
絡められた指の隙間から溢れる、甘い緊張感
「頑張るとこも好き、諦めないところも」
『………ありがとう』
「全部好きだよ、Aのこと。」
その時、くっと私の顎を掴んで目を合わせた紫耀
至近距離で交わった視線に、鼓動がどくんと跳ね上がる
「ねえAは？」
『…………、』
「Aも俺のこと、好きでしょ？」
紫耀はたまに、こういうずるいところがある
今だって、いつもなかなか言葉にしない私に向かって、
言えよ。とまでに悪戯な顔で笑っている。
だから私は、そんな紫耀に負けないように
顎に添えられた指先を握って、答えた。
『…………紫耀のこと、大好きだよ』
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「…………お前、マジでやばいって、」
『紫耀が好き。大好き』
「、手加減なしじゃん、小悪魔ちゃん」
『また小悪魔って、』
「もうしゃべんな」
その時、不意に重なった唇
初めての時よりも長く、熱く、深い。
紫耀の想いが、溢れる、伝わる
呼吸の合間、私たちの間にできた隙間
紫耀は余裕のなさそうな切ない声で、囁く
「………俺いつか食べちゃうかも、Aのこと」
『………もう紫耀ってば』
「ん、可愛い反応すんじゃん。」
『……ねえ、でもいいよ、紫耀なら』
「、ばーか。」
「………今の言葉、忘れんなよ」
君が笑う、私も笑う
何度もお互いを確かめ合う、
そんなキスを、幾度となく繰り返した夜。
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詩愛(プロフ) - かずまｓｓｓさん» わあよかったです！！😭明日からもまた1週間頑張りましょう！コメントありがとうございました🫶 (2023年4月23日 15時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
かずまｓｓｓ(プロフ) - ありがとうございます！キュンキュンしました！明日もがんばれそうです！ (2023年4月17日 19時) (レス) @page19 id: 67c757a651 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - ゆゆさん» こんばんは、リクエストありがとうございます！今後の占ツクでの活動については、今ちょうど考えているところで、必ずしもお答えできないかもしれません😭チャンスがあれば、挑戦させていただこうと思います。コメントありがとうございました♡ (2023年4月9日 23時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - ごめんなさいDMじゃないです間違えた笑笑 (2023年2月26日 11時) (レス) id: 2b084ad39d (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 急にごめんなさい！リクエストとか受け付けているのか分かりませんが、もし可能だったら岸くんが体育教師で夢主が生徒の恋愛系のお話を書いて欲しいなって思ってDMさせてもらいました！お返事頂けると幸いです！ (2023年2月26日 11時) (レス) id: 2b084ad39d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2023年1月30日 19時
