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週が明けて、また月曜日
私たちは3人で高校に向かう
「眠くない？今日」
「海人だけだよ。多分」
「え、昨日の特番誰も観てないの？！」
私を間に挟んで、テレビの話を始める玄樹と海人
なんだかその空気感が、昔に戻ったみたいで、微笑ましい。
ねえ、そうだよね。
私たちは、もう子どもじゃないけど、
私も、玄樹への想いを抱きながら、
この関係性を、まだ崩したくないんだと思う。
大切な、ふたりとのこの距離感を。
「てか玄さんあのマンガどこまで読んだ？」
「今5巻目かな。」
「うお〜いいじゃん！そこめっちゃいいとこ！」
今度はマンガの話をし始めたふたり
なんだか、懐かしいな。
自分の気持ちが、だんだんとくすぶっていくのを感じる
やっぱり、玄樹に恋をすることは、
間違って、いるのかな。
昇降口のところで海人と別れ、玄樹とふたりで2年生の廊下を歩く
「海人、なんかあったのかな。」
「え？なんで？」
突然、玄樹はそんなことを口走った
私の驚いた声に、一瞬だけ君と目が合う
「わかんないけど、ちょっといつもと違うような気がしたんだよね。」
「う〜ん、そっか。」
全然、気が付かなかった。
でも玄樹が言うんだから、もしかしたら本当に何か悩んでるのかも。
黙り込む私たち
それぞれ考えを巡らせながら、教室の前までやってきた
「じゃあまた放課後にね。今日も頑張ろうね、A」
私に向かって小さく手を振る玄樹
そういうところも、好きだなぁ。
「うん、あとでね。玄樹も頑張って」
玄樹と別れて、自分の教室に入る
だけどその瞬間、部屋の空気に、違和感を覚えた
女子たちが、私のことをじとりと見ている。
私にはもともと、玄樹と海人以外の友達はあまりいなくて、
人気者のあのふたりといつも一緒にいるから、どうしても女の子たちからよく思われないことはあったけど、
こんなに、あからさまに睨まれているのは、初めてだった。
なんとか気にしないように、自分の席につこうと教室を横切る
別に気にしない。よくあることだから。そう思っていたのに、
女子たちが集まっているところを横切る時、
「あ、ほら来たよ」
そう言って、私を避けていく彼女たちを見たら、
さすがに、気分が悪くなった。
心当たりはないけど、多分玄樹のことだろう。
その日の教室の空気は、最悪だった。
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詩愛(プロフ) - 0129さん» あけましておめでとうございます！いつもありがとうございます！まだまだたくさん書きますので今年もどうぞよろしくお願い致します^^ (2021年1月12日 19時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
0129 - 結構遅いけど、明けましておめでとうございます！今年も詩愛さんの作品をたくさん読むのが楽しみです！！ 続き、楽しみにしてます！ (2021年1月12日 2時) (レス) id: a2fc4a9d11 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - (名前)ruuuukuさん» ありがとうございます！ぜひ最後までよろしくお願いいたします^^ (2021年1月7日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ruuuuku(プロフ) - これからどうなるかドキドキです！更新いつも楽しみにしてます！！ (2021年1月6日 21時) (レス) id: d18f02a9e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2021年1月3日 15時
