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その日のお昼が近づくにつれて、また私の気持ちは沈んでいく
どうしていつも、たまたま男の子と話している時に廉くんに会ってしまうんだろう。
話していたのは事実だし、何も言い訳はできない
そんな状況がまた、悔しかった
お昼休みをあっという間に迎えて、
私は今日もひとりで中庭を目指す
「あ！A遅いよ！！」
「ごめん、ちょっと先生に質問してて、」
私を明るく迎えてくれるみんなに、
ちょっとした嘘を、ついてしまった。
みんなは何も知らずに、何も気が付かずに、
いつものようにご飯を食べ進めている
私もなるべく普段通りに、君のとなりに腰を落ち着けた
だけどやっぱり、君はまだ、不機嫌そうだった。
明るく、いつものように進んでいくみんなの会話
それと対照的な、君の表情
誰も、私たちには気が付かない。
「…………」
となりの君と話をできないことが、こんなにももどかしく、つらいことだなんて知らなかった
君のその態度にやっぱりまだ戸惑っていた私は、
君から何かアクションを起こしてくれないかな、なんて考えて、
君に自分から、話しかけることをしなかった。
「やべ！！食い過ぎた！！！」
「うちらは量多くない？って注意したよ」
「やべ、マジでやべ！！うわー、終わった。絶対次の授業寝るわ」
「いや頑張れよ」
お昼休みの最後、岸くんがかなりの量のご飯を食べ終わり、
みんなが口々に突っ込んでいる、そんな光景
「廉、こいつ絶対寝るからちゃんと見とけよ〜」
「そうそう、廉が見張ってて」
急に話を振られて驚いたような顔をしたけど、君はすぐに鼻で笑って、
「めんどい」
とだけ言い放ち、岸くんに、おい！と怒られていた
お昼休みが終わっても、君は私に何も話しかけない
やっぱり、まだ怒ってる。
不安でしょうがなくて、みんなが教室に戻り始めたタイミングで、
「廉くん、ごめんね。」
君を呼び止め、もう一度だけ謝った
誰もいなくなった中庭、廉くんはくるりと私を振り返ると、
「なぁ、この前からさ、」
「その、ごめん、って、どういう意味なん？」
恐怖にも、怒りにも見える目で、私を見つめる
どういう、意味、
聞かれていることがわからず、また少しだけ戸惑い、答えられずにいる私
君は、そんな私から目をそらして、
「………」
そのまま、いなくなってしまった。
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詩愛(プロフ) - みあさん» 遅くなってしまってすみません…！ぜひ続きもお楽しみに！！ (2020年10月8日 21時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - テスト終わり久々にこの作品に戻ってきたら、つい泣いてしまいました笑 今後の展開が楽しみです！ (2020年9月5日 0時) (レス) id: 985d7c4caa (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 駿さん» お読み頂きありがとうございます！今後どうなるのかぜひ楽しみにしていてください！更新頑張ります^^ (2020年9月1日 15時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
駿(プロフ) - 廉くん全然来ないし今までも冷たいから「ばか！！」って言いながら見てました！！！（やめとけ）ハッピーエンド願ってます(TT) (2020年8月31日 23時) (レス) id: c2f4c5f056 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - はなさん» 読んでくださってありがとうございます！嬉しいです……どうぞ今後の展開も楽しみにお待ちくださいね！楽しんでいただけるように頑張ります^^ よろしくお願いいたします！ (2020年8月31日 11時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年8月16日 13時
