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そうやって過ぎていく毎日
やっぱり、君のいない教室はつまらなかった。
授業中に君を盗み見ることもできないし、休み時間に少しだけ話す、なんてことももちろんできない
今まであまり意識してこなかったけど、
君がいた教室は、今よりもっと明るく光に満ちていた。
そんな私にとって、登下校とお昼休みは本当に大切な時間で。
私の話に耳を傾け、少ない言葉でもきちんとすべて受け止めてくれる君
ずっと一緒にいられない。そんな状況が逆に、
私の君に対する想いを強くしているみたい。
私は日に日に、もっと君を好きになっていくんだ。
「A〜」
「はーい今行く！」
また別の日の昼休み、クラスの子と向かう中庭
今からまた廉くんに会えるのが楽しみで、歩くスピードが速くなる
「早く行こ？」
「おーおー、今日も幸せそうだなぁA」
「お前当たり前のこと言うなよ」
「今からAは廉と会えるんだからさ」
「リア充じゃん」
「え、今更？」
男の子たちがわいわいとはしゃぐ中、廊下の窓から見下ろすと廉くんたちはもう集まっていて
また一段と速くなる私の足に、男の子たちが笑った
「お〜！廉！A来たぞ！！！」
中庭に着くと岸くんが廉くんの肩をバシバシ叩く
すると、廉くんが開けかけのお弁当から顔を上げる
その瞳が、一瞬私と一緒に来た男の子たちに向いて、すっと細くなった
「廉くん？」
「…………」
私が近寄って声をかけると、その視線が戻ってきて君と目が合う
「おまたせ。どうしたの？」
「……いや、なんでもない。はよ食べよ」
「そう？」
君のとなりに腰をおろすと、なんだかいつもより距離が近い気がした
そのまま一緒にお昼ご飯を食べ始めた私たち
しばらくすると突然、
「……廉どうした？」
廉くんの向かいに座っていた、私と同じクラスの男子が口を開いた
廉くんに視線が集まる
君は、少しだけ冷たい目でその子のことを見ていた
「さっきからすっげえ見てくるけど。」
なんかあった？って聞くその子から、廉くんはやっと視線をそらす
「え、なんだよ〜！なんかついてる？？」
「………さあ、なんやろな。」
廉くんの曖昧な返事に、男の子がちょっとだけ笑った
となりの君は、今度は黙々とご飯を食べ進めている
どうしたんだろう、廉くん。
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詩愛(プロフ) - みあさん» 遅くなってしまってすみません…！ぜひ続きもお楽しみに！！ (2020年10月8日 21時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - テスト終わり久々にこの作品に戻ってきたら、つい泣いてしまいました笑 今後の展開が楽しみです！ (2020年9月5日 0時) (レス) id: 985d7c4caa (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 駿さん» お読み頂きありがとうございます！今後どうなるのかぜひ楽しみにしていてください！更新頑張ります^^ (2020年9月1日 15時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
駿(プロフ) - 廉くん全然来ないし今までも冷たいから「ばか！！」って言いながら見てました！！！（やめとけ）ハッピーエンド願ってます(TT) (2020年8月31日 23時) (レス) id: c2f4c5f056 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - はなさん» 読んでくださってありがとうございます！嬉しいです……どうぞ今後の展開も楽しみにお待ちくださいね！楽しんでいただけるように頑張ります^^ よろしくお願いいたします！ (2020年8月31日 11時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年8月16日 13時
