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あんな言葉のせいで、その日1日中、私の頭の中は君一色で。
授業中、いつもなら君のいない教室はつまらないけど、今日だけは何でも許せてしまう
先生が黒板に複雑な数式を書いていくのを眺めながら、君のことを考えていた
廉くん、同じクラスの子たちに妬いたりしてくれてたんだ。
嬉しくて、君の言葉で何回も言ってほしいけど、
君のことだから、絶対に言ってくれなさそう。
何度だって聴きたいのに。
廉くんが私を好きでいてくれる。
そう感じられる瞬間が、当たり前だけど、何よりも好き。
私を好きでいてくれる君に、私の”好き“も伝えたくなるんだ
その日から私は、廉くんの気持ちを大切に、
男の子と距離をとるようになった。
会話をしなくて済むように、なるべく男の子たちに近寄らず、
クラスで少しだけ話したことのある数人の女の子たちの輪に、入れてもらうことまで成功した
「A、昼休みだよ」
「あー、うん、先に行ってて」
みんなでお昼を一緒に食べる時も、なるべく男の子たちと一緒にならないように
時間をずらして、遅刻していくことが増える
そして、最近わかったこと。
廉くんは相当、やきもちやきだった。
お昼の時は、となりに座る私とぐっと体を密着させて食べるし、
食べながら私が他の男の子と話し始めると、見えないところで急に手を繋いできたり。
帰り道で少し男子と接点があると、不機嫌になることも増えてきた
たくさん嫉妬する彼氏は嫌だ、って言う人も多いけど、
私はその分自分が愛されていると感じるし、
やっとそういうことも素直に表現してくれるようになったことも嬉しいし、
何より廉くんだから、なんでも許せてしまうんだ。
廉くんにしっかり私の気持ちが伝わるように、私はどんどん男の子との接点を少なくしていく
君には不安になってほしくなくて、君には私のとなりで笑っていてほしくて。
君だけを見てるよ、そう伝えたくて。
今日もふたりで歩く朝
太陽の光が眩しくて、君が目を細める
その様子が本当に綺麗で、いつまでも見ていたいくらい。
「なに見とるん、」
「見てないよ」
「見とったやん。」
そうやって、あの太陽よりも眩しく笑って。
そうやって、優しく私を見つめて。
君さえ居ればきっと、
私は、幸せでいられるから。
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詩愛(プロフ) - みあさん» 遅くなってしまってすみません…！ぜひ続きもお楽しみに！！ (2020年10月8日 21時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - テスト終わり久々にこの作品に戻ってきたら、つい泣いてしまいました笑 今後の展開が楽しみです！ (2020年9月5日 0時) (レス) id: 985d7c4caa (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 駿さん» お読み頂きありがとうございます！今後どうなるのかぜひ楽しみにしていてください！更新頑張ります^^ (2020年9月1日 15時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
駿(プロフ) - 廉くん全然来ないし今までも冷たいから「ばか！！」って言いながら見てました！！！（やめとけ）ハッピーエンド願ってます(TT) (2020年8月31日 23時) (レス) id: c2f4c5f056 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - はなさん» 読んでくださってありがとうございます！嬉しいです……どうぞ今後の展開も楽しみにお待ちくださいね！楽しんでいただけるように頑張ります^^ よろしくお願いいたします！ (2020年8月31日 11時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年8月16日 13時
