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廉くんと初めてキスをした数日後のお昼
突然入った連絡に、私は家を飛び出す
「今からファミレスで飯食えない？」
岸くんからの、グループにいるみんな宛のメッセージ
どういう展開か全然わからなかったけど、みんながどんどん会話に参加してきて、
ほとんど全員集まるみたいだったから、私も急いで支度をしてファミレスを目指した
「あれ、廉くん」
「あ、」
行く途中で廉くんにばったりと出くわして、ふたりで電車に乗る
「………今日も、暑いね、」
「ほんまに暑い。」
なんとなく、数日前のキスのせいで、お互い目が合わせられなくて。
だけどこっそりと繋がれた手に、抱えきれないほどの幸せを感じてしまった
「廉とA〜！こっち〜！」
「優太、声デカすぎ」
「他のお客さんに迷惑だよ」
レストランに入ると、1番奥で大きく手を振る岸くんとそれをうるさそうに眺めるみんながいる
嬉しくなって、急いで駆け寄った
「みんな〜久しぶり！」
「ね、ほんと久々」
「相変わらずふたりは仲良しだね〜」
「手繋いで来てたの、こっから見えたよ」
そんな冷やかしがちょっとばかり恥ずかしかったけど、私たちは今日も、となりあわせに座る
「で？優太は何がしたいの？」
みんなが注文を済ませたあと、視線が岸くんに集まった
「え？俺？」
「そうだよ、集めたんだからなんか理由があるんでしょ」
「あ！！そうだ！！言うの忘れてた！！」
「しっかりしろよな〜」
今日も元気な岸くんに、みんなが笑う
「ちょっとみんなに提案があってさ、」
「なんだなんだ」
興味津々で身を乗り出す男子を見て、岸くんの目が嬉しそうに細くなった
「夏休み中にバーベキュー！！！しませんかっ！！」
突然現れた魅力的な提案に、みんなが一瞬遅れて、おお、と声をあげる
「なんだたまにはいいこと言うじゃん優太」
「たまには？？」
「たまには優太の話も聞いてみるもんだね」
「えっ、たまには？？？？」
楽しそうだね！と、一気に盛り上がるその場に雰囲気
”たまには“に引っかかっていた岸くんも、その空気に押されて嬉しそうに計画を話し始めた
「バーベキューできるとこ俺知っててさ〜」
「え、あそこでしょ？わかる！」
みんなの話を聴きながら、ふと振り返ると、
「…………」
なぜか廉くんは、不機嫌そうだった。
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詩愛(プロフ) - zzzさん» お久しぶりです^^ 苦しいのに読んでくださってありがとうございました。つらかったら無理をなさらないでくださいね。 (2020年10月15日 0時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
zzz(プロフ) - 第２章最後にいけばいくほど、自分の過去とリンクしてしまって涙で読み進めるのが苦しかったです。第3章もどうか、主人公ちゃんが廉くんの優しさに包まれてひとときだけでも幸せを感じられますように。 (2020年10月14日 11時) (レス) id: f02299600f (このIDを非表示/違反報告)
zzz(プロフ) - ZZZです。主人公ちゃん、廉くんに打ち明けられて良かった…。そして、それを受け入れ受けとめてくれる廉くんで良かった。二人が幸せでいてほしい。ただ、それだけ。 (2020年10月14日 11時) (レス) id: f02299600f (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - くみちゃんさん» 読んで頂いてありがとうございます！嫌ですよね……T_T 今後の展開をお楽しみに！第三章もよろしくお願いいたします^^ (2020年8月16日 13時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
くみちゃん(プロフ) - こんな家庭環境いやです〜(´；ω；｀)親のレールに乗りたくないですねえ(´；ω；｀)でも廉くんと別れるのは勘弁です！！ (2020年8月15日 20時) (レス) id: 6ced6daadc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年7月27日 11時
