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数日後にみんなで集まることが決まって、その日まで課題をこなしていく毎日
それでもやっぱりつらくなくて、みんなの存在の大切さを思い知る
ああ、早くみんなに。廉くんに、会いたいな。
今年の夏はきっと、今までで1番幸せな夏になる。そう思った。
みんなとの約束の日、今日も私は親に適当に言い訳をして家を出る
「遅くなるんじゃないわよ」
「はいはい、いってきます」
いってらっしゃい。その言葉もないけど、まあそんなことはどうだっていいよ。
今から私、みんなに会うんだから。
うきうきした気持ちのまま乗り込んだ電車で、高校の最寄り駅に向かう
今日、私たちが行こうとしているのは、高校の近くの水遊びができる大きな公園
水遊びなんて少しこどもっぽく感じるかもしれないけど、久しぶりだから私はすごく楽しみだった
「廉くん！おまたせ！」
「あ、来た」
一緒に行くという約束通り、学校の最寄り駅で待っていた君に、大きく手を振ると、
安心したように、廉くんの頬が少し緩む
今日も君は、とっても魅力的だ。
「今日も暑いね〜水遊び日和！」
「せやな。」
付き合いたて。ほわほわした私たちのそんな空気に、笑みがこぼれる
「みんなに報告しないとね」
「………俺らのこと？」
「うん、言っておきたいなぁって」
「……まあ、そうやな。」
廉くんがちょっとばかり、照れ臭そうに顔を背けた
そんな小さな仕草も、もうすべてが愛おしい君という存在
本当はちょっとだけ。その手を握ってみたかった。
「廉〜〜！A〜〜！こっち！」
ふたりでやってきた公園は、噂のとおり地面から噴き出す噴水が綺麗で。
その奥でみんなが、私たちに向かって手を振っていた
「みんな〜！おまたせ！！」
「全然待ってないよ！」
「てかふたりで来たんだ？」
「相変わらず仲良いね〜」
急いで駆け寄ると、私と廉くんをなんとなくにやにやと見つめるみんな
みんなに報告したい。とか自分で言ったくせに、急に恥ずかしくなってしまって何も返せない
廉くんをちらりと見ると、私と同じような表情を浮かべていた
するとその時突然、
「廉とA！！！」
岸くんが、満面の笑顔で私たちの目の前にやってくる
そして、
「末永くお幸せに！！！！！」
大きな声で、そんなことを叫んだんだ。
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詩愛(プロフ) - zzzさん» お久しぶりです^^ 苦しいのに読んでくださってありがとうございました。つらかったら無理をなさらないでくださいね。 (2020年10月15日 0時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
zzz(プロフ) - 第２章最後にいけばいくほど、自分の過去とリンクしてしまって涙で読み進めるのが苦しかったです。第3章もどうか、主人公ちゃんが廉くんの優しさに包まれてひとときだけでも幸せを感じられますように。 (2020年10月14日 11時) (レス) id: f02299600f (このIDを非表示/違反報告)
zzz(プロフ) - ZZZです。主人公ちゃん、廉くんに打ち明けられて良かった…。そして、それを受け入れ受けとめてくれる廉くんで良かった。二人が幸せでいてほしい。ただ、それだけ。 (2020年10月14日 11時) (レス) id: f02299600f (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - くみちゃんさん» 読んで頂いてありがとうございます！嫌ですよね……T_T 今後の展開をお楽しみに！第三章もよろしくお願いいたします^^ (2020年8月16日 13時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
くみちゃん(プロフ) - こんな家庭環境いやです〜(´；ω；｀)親のレールに乗りたくないですねえ(´；ω；｀)でも廉くんと別れるのは勘弁です！！ (2020年8月15日 20時) (レス) id: 6ced6daadc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年7月27日 11時
