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夏がすぐそこに迫った今日が、ゆっくりと終わっていく。
明日からの夏休みに、みんながわくわくしているのがよくわかった
いつも以上にテンション高めのクラスメートたちは、見ているだけで笑顔になるくらい、全員楽しそう
私も、楽しい夏休みにしたいな。
計画は、まだ何もないけどね。
私まで、夏を目前にして、うきうきと心が浮き立ってきた
「「さようなら〜〜！！」」
その日の帰りの挨拶は、やっぱりいつもより大きい
「イェーーーイ！！夏休み！！」
「優太の声のボリュームな…」
みんなで岸くんのところに集まりながら、笑い合った
こうやって友達と帰るのも、夏休みに入ったらしばらくできないのか。
そう思うと少し悲しくて。だけどみんなが笑っているから、すぐに悲しい気持ちはなくなってしまった
いつものみんなと並んで、昇降口を出る
「あれ廉くん、自転車は？」
「え？あ、」
なぜか自転車置き場を通り過ぎた君
不思議に思って聞いてみると、君は恥ずかしそうに自転車をとりにいった
「廉、なんか今日変だよな」
「めっちゃそわそわしてるよね」
みんながそう言うから、私は気がつかなかったけどそうなのかな。って、なんだか心配になる
廉くん、どうしたんだろ。
「お待たせ、」
「全然大丈夫！じゃあ帰ろ〜」
廉くんが自転車を押してきて、私たちと合流した
いつものように君の横に並んで、校門をくぐる私
前を歩いているみんなの話題は、夏休み一色で。
「夏休み、廉くんは何するの？」
そう聞くと、まだ考え中、と、小さな返事が返ってきた
「楽しいことたくさんしないとね！」
「せやな、」
廉くん、たしかにちょっと、そわそわしてるかも。
なんだろう。気になったけど、なんだか聞けなくて。
そのまま無言で歩いていると、
「………夏休み、やけどさ、」
廉くんが突然、小さな声で呟いた
「……さっきAが言ってたかき氷、食べ行きたい」
「え、ほんと？」
「ん」
嬉しくて嬉しくて。
夏休みも、みんなに会えるかも。
「みんな予定合うかな？」
そう言って、みんなに声をかけようと一歩踏み出した私の腕を、
「いや、待って、」
君が、掴んで止める。
「………優太たちは呼ばん、その、」
「ふたりで、ってこと。」
腕を掴む君の力が少し、強くなった。
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詩愛(プロフ) - reeeinさん» ありがとうございます、、、！！どうぞ最後までお楽しみください！！よろしくお願いいたします！ (2020年9月29日 23時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
reeein(プロフ) - もう、詩愛さんは天才です、私が保証します、天才です、、、続き楽しみにしてます、、！！！ (2020年9月28日 23時) (レス) id: 713e35c5a6 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - さとひとさん» 嬉しいです〜ありがとうございますT_T 第二章もよろしくお願いいたしますね！ (2020年7月27日 12時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 雪さん» 毎日ありがとうございます！更新頑張りますね！第二章もよろしくお願いいたします！^^ (2020年7月27日 12時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
さとひと(プロフ) - とてもキュンキュンしながら読ませていただいています！好きすぎて何回も星を押してしまいます、、。明日の公開楽しみにしています！ (2020年7月27日 0時) (レス) id: df351be635 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年6月29日 14時
