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「っしゃー！飯！！」
お昼休み、今日も私たちは岸くんの声に集まる
自然といつものようにみんなで丸くなって、廉くんは私のとなり
「廉そのからあげ一個くれよ！！」
「は？」
「からあげ！くれ！！」
「いや、自分もからあげ入っとるやん」
「くそ！！ばれた！！！！！」
朝の様子がとっても気になっていたのに、廉くんは岸くんといつも通りで、
ふたりの朝の違和感は、私の気のせい。だったのかな。
そしてそのまま、今日が終わっていく
「「さようなら〜」」
ホームルームの最後、先生に向かって挨拶をして、
なんとなく自然に、いつものように、集まる私たち。
「今日はどっか寄らないよね？」
「あ、全然決めてなかったけど、どうすっか！」
「俺今日用事あるわ」
「私も」
今日は不思議なことに予定がある子が多かったみたいで、次々とみんなが岸くんに謝っていく
岸くんは少しだけ残念そうだったけど、
「おっけ！じゃあ今日は普通に帰るか！！」
そう言って明るく笑って、廊下へと飛び出して行った
校門のところで、自転車を押して歩く君の横に並ぶ
今日も、ちらりと見上げたその横顔がかっこよくて、かっこいいなぁ。好きだなぁ。って、気持ちが溢れてしまいそう
「………見過ぎ、」
「……え？あ、ごめん、」
廉くんが私からぷいっと顔を背けたから、急いで謝った
また、すごく見ちゃってた。
廉くんにも、やっぱり好きな人とか、いるのかなぁ。
君の顔をちらりともう一度だけ見上げる
今度は一瞬目が合って、ふたり同時にそらした視線
いつのまにかただ居るだけでどきどきするようになってしまったとなりの君という存在
スカートをそっと、握りしめた
その時、
「はーー！！！！俺にも春来ねえかな！！！」
突然前から岸くんの声が聞こえてきて、思わず顔を上げる
岸くんは、笑いながら私のことをまっすぐに見ていた
岸くん、みんなに私の気持ちばれちゃうって、
そう思って慌てたけど、みんなは岸くんが私を見ていることに気がつかない
「優太、もう夏だよー！笑」
誰かがそう言ってみんなが笑った
そうじゃん！って言う岸くん
廉くん、何も気がつかないでね。
焦ってちらりと見上げたとなりの君は、
なぜだか私と同じように、慌てているように見えた。
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詩愛(プロフ) - reeeinさん» ありがとうございます、、、！！どうぞ最後までお楽しみください！！よろしくお願いいたします！ (2020年9月29日 23時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
reeein(プロフ) - もう、詩愛さんは天才です、私が保証します、天才です、、、続き楽しみにしてます、、！！！ (2020年9月28日 23時) (レス) id: 713e35c5a6 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - さとひとさん» 嬉しいです〜ありがとうございますT_T 第二章もよろしくお願いいたしますね！ (2020年7月27日 12時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 雪さん» 毎日ありがとうございます！更新頑張りますね！第二章もよろしくお願いいたします！^^ (2020年7月27日 12時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
さとひと(プロフ) - とてもキュンキュンしながら読ませていただいています！好きすぎて何回も星を押してしまいます、、。明日の公開楽しみにしています！ (2020年7月27日 0時) (レス) id: df351be635 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年6月29日 14時
