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岸くんにアドバイスを受けてから、私は自分の心に素直に従うことにした
意識しすぎて距離ができてしまうより、そっちの方が絶対にいいから。
すると、不思議なことに、
「廉くん、おはよう！」
「おはよ、」
君が、柔らかい表情を見せることが増えてきた
声をかけると、心の奥がくすぐられるような、そんな優しい顔をする廉くん
その度に、ああ、好きだなぁって改めて思って、
自分の気持ちに素直に従っている分、つい好きだと言ってしまいそうなほど。
「今日もがんばろうね！授業！」
「はい」
たまに敬語になるの、かわいいよね。
“好きだよ”、そんな言葉が溢れる前に、
私は急いで、席についた
「マジ腹減ったわ！」
その日のお昼休み、今日も私たちは岸くんの大声に笑いながらみんなで丸く集まる
当たり前のようにとなりに並ぶ君に、思わず笑いかけると、君はびっくりしたように視線をそらした
「今日放課後暇な人いる？」
岸くんが突然そう言って、みんなを見回す
「俺暇だよー」
「私も！何するの？」
「いや実はさ、ファミレスのクーポンあるんだけど超安くなるから行きてえな〜！って思って！」
相変わらずの岸くんのケチっぷりに、みんなが笑った
「俺付き合うよ」
「マジ！！感謝！！」
「え、楽しそう。私も行く！」
「じゃあ俺もー」
続々と参加を決めていくみんな
みんなでファミレスなんてとっても楽しそう。
私も、少しだったら親に怒られないかなぁと、そんな風に思って、
私も行く、そう言おうと息を吸った
「………A、今日は行くん？」
その時、となりからボソッと聞こえた君の声
びっくりして振り返ると、意外と顔が近くて息が止まる
「……い、行こうと思ってる、けど、」
「そうなんや」
君は少し考え込むように視線を落とした
「廉くんは、帰る？」
「……でもAは行くんやろ」
「あー、うん、私は行くけどでも、」
「おーい！廉はどうする？？」
“廉くんがいないなら、私も帰りたいかも”
そう続けようとした瞬間、岸くんが大きな声で廉くんを呼んだ
視線が集まって、だるそうにみんなを見回した君は、
「……別に、行ってもええよ。」
なんて言うから、みんなびっくりしたんだよ。
「お！じゃあみんなで行くか！！」
岸くんは、とっても嬉しそうだった。
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詩愛(プロフ) - reeeinさん» ありがとうございます、、、！！どうぞ最後までお楽しみください！！よろしくお願いいたします！ (2020年9月29日 23時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
reeein(プロフ) - もう、詩愛さんは天才です、私が保証します、天才です、、、続き楽しみにしてます、、！！！ (2020年9月28日 23時) (レス) id: 713e35c5a6 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - さとひとさん» 嬉しいです〜ありがとうございますT_T 第二章もよろしくお願いいたしますね！ (2020年7月27日 12時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 雪さん» 毎日ありがとうございます！更新頑張りますね！第二章もよろしくお願いいたします！^^ (2020年7月27日 12時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
さとひと(プロフ) - とてもキュンキュンしながら読ませていただいています！好きすぎて何回も星を押してしまいます、、。明日の公開楽しみにしています！ (2020年7月27日 0時) (レス) id: df351be635 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年6月29日 14時
