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ちょっとお節介かもしれないけど、
「もうひとり、ここに呼んでもいいかな？」
永瀬くんも、この輪に入ってきてほしい。
私の突然の提案に、岸くんはちょっとびっくりしたみたいだったけど、
大歓迎！と、すぐに顔全体で笑ってくれた
「永瀬くん、」
君にそっと近寄って、その名前を呼ぶ
「…………」
無言で私を見上げた君の机の前に立って、私はまっすぐに、目を合わせた
「私たちと一緒に、お昼食べない？」
途端に、少し困ったように眉毛を動かす永瀬くん
「何言うとるん、」
私たちのグループを見つめるその表情が、
何かを押さえつけているようで。
私たち、友達でしょ？
そんな顔して、我慢しないでよ。
「ほら、来て」
「ちょ、待てって！」
私は永瀬くんのお弁当を持ち上げると、その手を引いてみんなの輪の方へと、君を連れてきた
「はい、ここ座って」
私の横に椅子を引き出して、君をそこに座らせる
「みんな、永瀬廉くんです！ひとりだったから誘ってきちゃった」
ちらりとのぞいた君の顔は、少し緊張気味だった
「いや〜Aのコミュ力半端ねえ！！」
岸くんが嬉しそうに笑ってくれて、その場の雰囲気がなんとなく明るくなる
「自己紹介、しとく？」
「しよっか！じゃあうちから！」
岸くんの最初の言葉のおかげで、みんなが順番に永瀬くんに話しかけてくれて。
永瀬くんは、みんなに小さく会釈しながら、
だんだんと、その表情を柔らかくしていく
よかった。ちょっと嬉しそう。
「じゃあ、次は俺！」
自己紹介の順番が岸くんに回ってくる
「廉よろしくな！俺の名前は、」
「岸優太、やろ？」
突然、ぽつりと呟いた永瀬くんに、みんな驚いた
「……え、なんで俺の名前、」
「いや、初日に自己紹介したやん。」
だけどそんなの忘れちゃうもんでしょ。って、誰かが言って、
みんなも、そうだよねって頷く
「……え、もしかして！！俺のこと気になってくれてた感じすか！！！！」
突然岸くんが、嬉しそうにワーワー騒ぎだして
それを見た永瀬くん、は面倒くさそうに、
「あーもう、うるさいうるさい」
そう言いながら、お弁当の蓋を開けた
「否定しなかった！！なんだよ廉かわいいなぁ！！！」
「だーかーら、うるさいねんて」
君はそう言いながらも、少しだけ、嬉しそうだった。
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詩愛(プロフ) - reeeinさん» ありがとうございます、、、！！どうぞ最後までお楽しみください！！よろしくお願いいたします！ (2020年9月29日 23時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
reeein(プロフ) - もう、詩愛さんは天才です、私が保証します、天才です、、、続き楽しみにしてます、、！！！ (2020年9月28日 23時) (レス) id: 713e35c5a6 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - さとひとさん» 嬉しいです〜ありがとうございますT_T 第二章もよろしくお願いいたしますね！ (2020年7月27日 12時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 雪さん» 毎日ありがとうございます！更新頑張りますね！第二章もよろしくお願いいたします！^^ (2020年7月27日 12時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
さとひと(プロフ) - とてもキュンキュンしながら読ませていただいています！好きすぎて何回も星を押してしまいます、、。明日の公開楽しみにしています！ (2020年7月27日 0時) (レス) id: df351be635 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年6月29日 14時
