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「いやでもほんまに、うん。すっごい絵になるな」
廉はますます楽しそうで、紫耀がちょっとだけ笑っていた
「……じゃあ、撮影始める？」
「そうしよ。A〜、ケータイ」
「はい」
「紫耀はいつカメラ買うん…？」
「はなみ、今日はよろしくね」
「おい無視すんなや」
今日の廉と紫耀は、いつもの険悪な感じではなくて
本当にじゃれている、そんな気がした。
はなみちゃんが、シャボン玉を吹く
最初こそ、緊張気味な表情だった彼女
だけどしばらくすると、柔らかい自然な笑顔がのぞくようになって、
女の子の私から見ても、彼女はすごく、かわいかった。
「廉くん〜！」
撮った写真を確認している廉を呼んで、シャボン玉を急に吹きかけるはなみちゃん
「うわ、ちょ、びっくりしたわ！」
慌てる廉を見て、彼女はいたずらっぽく笑う
そんな表情も素敵で、私はまたシャッターを切った
本当に魅力的だ、はなみちゃんは。
もっといろんな彼女を撮りたい。
そう思いながら、ファインダーを何回ものぞいて、
たくさんの今を、切り取った。
はなみちゃんはそのうち、公園の木の影に隠れたり、
私が持ってきた他の小道具を使ったり、かなり撮影に慣れてきたみたいで。
それに比例して表情もどんどん良くなるから、私たち3人は夢中でシャッターを切る
くるくると回る彼女を、もう少し遠くから撮りたい。
そう思ってカメラを構えたまま少し後ろに下がると、ぽすっと誰かにぶつかった
「あ、ごめん」
「大丈夫だよ」
その声は、紫耀。
「ねえ、はなみちゃんさ、」
かわいいよね。つい共感してほしくて、ファインダーをのぞいたまま、そんなことを言いかける
だけど直前に、君がもうはなみちゃんを好きじゃないことを思い出して、言葉を続けられなかった
「………はなみが、何？」
後ろからきこえる、少しかすれた声
君がどんな表情をしているのか気になって振り向くと、
あまりに優しく、私を見下ろす、君が居た。
その眼差しに、また息が苦しくなる
「…………なんでもない。」
「ふっ、なにそれ」
君が少しだけ笑う
それだけで私の世界は、明るくなるんだって、
君は、気がついているのかな。
「…………もうちょいケータイ貸してね。」
「いいよ」
「ありがと」
君がまた、楽しそうに笑った。
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詩愛(プロフ) - kaiさん» わ〜嬉しいですありがとうございますT_T 引き続きよろしくお願いいたしますね^^ (2020年6月14日 21時) (
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詩愛(プロフ) - かなこさん» こちらこそありがとうございます！引き続きよろしくお願いいたします、頑張りますね！^^ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - さくらえびさん» いつもありがとうございます！嬉しいです……引き続きよろしくお願いいたします^^ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - はるさん» かわいいですか！よかった！ありがとうございます、引き続きよろしくお願いいたします^^ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 夜木さん» こちらこそありがとうございます！！引き続きよろしくお願いいたします！^^ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年5月29日 20時
