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・
それから、数週間が経ち、
あっという間に2年生最初の、試験期間が近づいてくる
そんなある日の朝、ぼんやりと教室に向かっていると、
廊下で、廉にばったりと出くわした
「廉、おはよう」
「あ、おはよー」
眠そうに、あくび混じりで返事をする彼
「眠そうだね」
「んー、なんか昨日珍しく勉強とかしたりして。そしたらまあ寝不足よな」
高校2年。
そろそろ受験も視野に入れなきゃいけないこの時期
廉はしっかり危機感を感じて、勉強を始めているみたいだった
「私も勉強しないと。今回のテストは後で響くよね」
「そうみたいやな」
廉が、うん、と頷く
その様子がいつもよりも真剣だったから、私もしっかりしなきゃ。と、思わせてくれる
今日は、いつもより集中して授業を受けてみようかな。
・
「A〜」
掃除を終えた廉が、私の席にやってくる
あっという間に放課後が来てしまって、時間の流れの速さに、今日もまた驚いた
「今日、いつもより真面目に授業受けてたやろ」
廊下を歩きながらそんなことを言う廉
「…………見てたの？」
「え、今更？いつものことやん」
ド直球に言いながら、彼は笑った
廉はたしかに、いつも私を見てくれていたよね。
その時、なぜか紫耀くんの顔が浮かんだ
廊下を、いつものように話しながら歩く私たち
今日の教室に着いて、ドアに手をかけようとすると、
「…………あのさ、」
廉が、少し大きな声で私の動きを止める
「試験期間、俺と一緒に勉強しない？」
見上げると廉の目が、まっすぐに私を見ていた
その視線に、少しだけ緊張してしまう
「……勉強？」
「そう、俺と、」
「あ、廉とAちゃん」
廉が言葉を続けようとした瞬間、
私たちの目の前に、紫耀くんが現れた
「なに、ふたり勉強すんの？俺も混ぜてよ」
「は？」
いつもの口調でそんなことを言う紫耀くんを、廉がにらみつける
またしても悪くなった私たちの空気
どうしよう、そう思っていると、
「あれ？みんな何してるの？」
そこにはなみちゃんが現れて、私は急いで彼女に駆け寄った
「はなみちゃん、今度みんなで勉強会しない？」
「え！楽しそう！しようしよう！」
「よかった、」
男の子2人は不服そうだったけど、
私たちは、4人で勉強することになった。
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詩愛(プロフ) - kaiさん» わ〜嬉しいですありがとうございますT_T 引き続きよろしくお願いいたしますね^^ (2020年6月14日 21時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - かなこさん» こちらこそありがとうございます！引き続きよろしくお願いいたします、頑張りますね！^^ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - さくらえびさん» いつもありがとうございます！嬉しいです……引き続きよろしくお願いいたします^^ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - はるさん» かわいいですか！よかった！ありがとうございます、引き続きよろしくお願いいたします^^ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 夜木さん» こちらこそありがとうございます！！引き続きよろしくお願いいたします！^^ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年5月29日 20時
