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その日、家に帰るとすぐ、はなみちゃんから連絡が来る
「Aちゃん、今日はありがとう！とっても楽しかったよ〜また会おうね！」
その文を読んで、本当に素直に、嬉しいと思った。
かわいくて、優しくて、無邪気で。
彼女の魅力は、今日という日を一緒に過ごしただけでよくわかる
「私こそありがとう、また遊ぼうね」
何の邪念もなく、思ったことを素直に文にして送った
「うん！次は廉くんと紫耀も！今紫耀と相談してるからね」
あっという間に返ってきた返事
君の名前の文字だけが、やけに目に入ってくる
「うん、ありがとう。楽しみにしてるね」
「はーい！」
スタンプで会話が終わって、私はそっとケータイを置いた
正直、紫耀くんの気持ちがよくわかるほど、はなみちゃんはいい子で。
こんなにいい子だったら、好きになるのもしょうがないな。そう思ってしまうくらい
私だって、できることなら紫耀くんの視界に入りたい
私のことも呼び捨てで呼んでほしいし、
その柔らかい視線で、見つめてほしい。
だけど私は、はなみちゃんに勝るところが、
何ひとつ、ない気がして。
はなみちゃんも、紫耀くんも、
ふたりともとっても、素敵な人
ふたりがもし付き合ったら、絶対うまくいくし、
それを、君の“1番の仲良し”として、喜んであげなきゃいけないけど、
「…………私、どうしたらいいんだろ、」
今すぐにはきっと、そんなことはできない
いつか、完全に諦めがついて、
君の本当の、“1番の仲良し”になれるまで、
きっと私は、君の幸せを、喜べないだろう
「……………」
だったら諦めがつくくらい、
真剣に、ぶつかって砕けてみようか。
がんばってがんばって、それでも君が見てくれなかったらきっと、
その時は、友達でいるから。
だから少しだけ、
悪あがき、させてほしい。
そんな小さな願いを抱いた数日後、
ケータイに紫耀くんからのメッセージが届いた
「やっほー。写真部の1年4人で花火大会行かない？」
きっとこれは、はなみちゃんと相談して決まったこと。
ちょっと悔しいけど、連絡をくれたのが紫耀くんだったことが、嬉しくて。
「行きたい」
そう、返事をした。
少しだけ、がんばってみよう。
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詩愛(プロフ) - zzzさん» いつもありがとうございます！ドキドキしてくださっていますか、よかったですT_T 続きもぜひ読みにいらしてくださいね！お待ちしております^^ (2020年5月29日 20時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - kaiさん» いつもありがとうございます！日課だなんて嬉しいです……精一杯頑張って書きますね！続きもぜひ読みにいらしてください！^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 涼杜兄妹さん» ありがとうございますT_T 引き続き皆さんのコメントを糧に頑張ります！ぜひ続きも読みにいらしてくださいね！よろしくお願いいたします^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 夜木さん» いつもありがとうございます！嬉しいです……これからも精一杯頑張りますので、続きもぜひ読みにいらしてくださいね！またよろしくお願いいたします^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - まいさん» 毎日おつかれさまですT_T 少しでもお仕事の疲れがとれるように、私も頑張って更新しますね！続きもぜひ読みにいらしてください！よろしくお願いいたします！^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年5月4日 19時
