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それでも私たちの季節は巡る
寒さがだんだんと厳しくなってきたな、なんて
そんなことを考えながら過ごしていると、
あっという間にクリスマスイブ、2学期最後の日を迎えてしまった
私はすっかり元気になった永瀬くんと、今日も部活に向かう
「お〜来た来た。ふたりともおつかれ〜」
教室に入ると、もう部員は全員そろっていて、何やら話し合いをしていた
「何してるんすか？」
永瀬くんが、カバンを肩からおろしながら先輩に聞く
するとその先輩は、待ってました！と言わんばかりに永瀬くんに笑いかけた
「今年の部活ももう終わりだから、今からお疲れ様会しようと思って！」
「え、めっちゃ楽しそうっすね」
「だろ〜？場所を今カラオケにしようかって話しててさ」
「俺カラオケ、ガチ好きなんすよ」
先輩とわいわい盛り上がる永瀬くん
お疲れ様会、確かに楽しそう。
みんなカラオケで何歌うんだろう。
そんなことをぼんやり考えていると、少し離れたところに座っていた紫耀くんが、
「Aちゃんも来る？」
と言いながら、椅子ごと私に近づいてきた
私に聞きにきてくれたことが、嬉しくて
もしかして、気にかけてくれてたのかな。と、またありもしないことで喜ぶ
「紫耀くんは行くの？」
「俺は行くよ」
「じゃあ……紫耀くんが行くなら、行く。」
少しでも君の心に響けばいい
そう思って放った言葉は、
「お、やったじゃんはなみ。Aちゃん来るって！」
またしても君には、届かない。
嬉しい！と笑う彼女を見つめる君
来ないかって聞いたのは、私を気にかけていたんじゃなくて、
はなみちゃんの、ためか。
「じゃあみんな行くみたいだし、そろそろ向かおうか」
部長さんのそんな声に、みんな返事をして立ち上がる
みんなで歩く廊下は冷え切っていて、
口々に寒い！と言って笑いながら、私たちは昇降口を目指した
駅前のカラオケまで向かう道も、ひんやりとしている
明日雪降るらしいよ。と、誰かが言った
もしそれが本当なら、ホワイトクリスマスだ。
そんなことを考えながらみんなを見ると、
全員、幸せそうに笑っていて、
じわりと、幸せを感じる。
「みんないい顔してるな〜。Aちゃんケータイ貸して」
突然私の横に現れた君も、
とても幸せそうに、笑っていた。
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詩愛(プロフ) - zzzさん» いつもありがとうございます！ドキドキしてくださっていますか、よかったですT_T 続きもぜひ読みにいらしてくださいね！お待ちしております^^ (2020年5月29日 20時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - kaiさん» いつもありがとうございます！日課だなんて嬉しいです……精一杯頑張って書きますね！続きもぜひ読みにいらしてください！^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 涼杜兄妹さん» ありがとうございますT_T 引き続き皆さんのコメントを糧に頑張ります！ぜひ続きも読みにいらしてくださいね！よろしくお願いいたします^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 夜木さん» いつもありがとうございます！嬉しいです……これからも精一杯頑張りますので、続きもぜひ読みにいらしてくださいね！またよろしくお願いいたします^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - まいさん» 毎日おつかれさまですT_T 少しでもお仕事の疲れがとれるように、私も頑張って更新しますね！続きもぜひ読みにいらしてください！よろしくお願いいたします！^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年5月4日 19時
