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「…………とりあえず、連絡してみる？」
このなんとなく変な空気に耐えられなくて、
私から、そんな提案をした。
「おん、してみて」
「わかった」
黙ったままの紫耀くんの代わりに、永瀬くんが返事をする
私はすぐに、はなみちゃんとのトークルームを開いて、
みんなでお昼買いに行くけど一緒に来る？とだけ送ってみた
「う〜ん、どこ行ってるんだろうね」
「せやなー。電話したら？」
「あ、そうしよっか」
メッセージを送って間もないけど、
永瀬くんの提案で彼女に電話をかける
これが、はなみちゃんとのはじめての電話だということに気がついて、
少しだけ、胸がどきどきした
「………もしもし？Aちゃん？」
「うん、はなみちゃん、私」
何コール目かで電話に出た彼女の声が、いつもより少し大きくて戸惑う
「どうしたの？」
「あのね、今から永瀬くんたちとお昼買いに行くんだけど、はなみちゃんも来ないかなって、」
「あ、ほんと？」
「うん、今どこにいる？」
「今ね、友達に会いに来てたんだけど、もう終わったからそっち戻るよ！」
「じゃあ、待ってるね」
「うん、ごめんね！電話くれてありがとう！」
ぷつりと切れた電話に、紫耀くんが最初に反応した
「はなみ、どこだって？」
「友達と会ってたんだって。今から来るみたいだよ」
「そっか。よかった」
なんて、本当に嬉しそうに言うから、
やっぱり、自分の無力さを感じてしまう。
「紫耀、見てきたんやろ？どんなんあった？食べ物」
「あー、なんかね。いろいろあったよ。クレープとか、焼きそばとか」
「まあ割となんでもありそうな雰囲気はあるよな。Aは何食べたいん？」
ぼんやりとふたりの話を聞いていると、突然名前を呼ばれて驚く
「え、ごめん、なに？」
「昼飯！何食いたい？」
「あ、う〜ん。なんでもいい」
「じゃあ俺の独断で決めさしてもらうわ」
「いや俺の意見も聞けよ」
わいわいとはしゃぎ始めるふたり。
なんだかんだ文化祭、みんなそれなりにテンションが高いみたい。
「みんなごめん〜！お待たせ！！」
「あ、はなみ来たよ」
「お〜待っとったで〜」
しばらくすると、廊下の向こうからはなみちゃんが走ってきて、
「じゃあ行こっか？」
「せやな」
私たちは4人で、写真部の教室をあとにした。
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詩愛(プロフ) - zzzさん» いつもありがとうございます！ドキドキしてくださっていますか、よかったですT_T 続きもぜひ読みにいらしてくださいね！お待ちしております^^ (2020年5月29日 20時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - kaiさん» いつもありがとうございます！日課だなんて嬉しいです……精一杯頑張って書きますね！続きもぜひ読みにいらしてください！^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 涼杜兄妹さん» ありがとうございますT_T 引き続き皆さんのコメントを糧に頑張ります！ぜひ続きも読みにいらしてくださいね！よろしくお願いいたします^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 夜木さん» いつもありがとうございます！嬉しいです……これからも精一杯頑張りますので、続きもぜひ読みにいらしてくださいね！またよろしくお願いいたします^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - まいさん» 毎日おつかれさまですT_T 少しでもお仕事の疲れがとれるように、私も頑張って更新しますね！続きもぜひ読みにいらしてください！よろしくお願いいたします！^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年5月4日 19時
