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「………じゃあとなり、飾るね」
「ええよ。」
永瀬くんは優しく、私に微笑んだ
だけど、なんだか居心地の悪かった私は、
写真を貼り付けて、すぐにその場を離れる
背中から、永瀬くんの視線を、感じた
「あ、Aちゃんもう貼れた？」
「はい、貼れました、」
先輩が声をかけてくれて、
刺さる視線から逃れるように、その先輩に近寄る
「じゃあさ、ちょっと悪いんだけど、備品受け取ってきてくれないかな？」
先輩からの、お願い。
「わかりました、いってきます」
「あ、でもひとりじゃ大変かな。え〜っと、」
先輩が、教室をぐるりと見回して、
「お〜い平野！Aちゃんと備品、行ってきてくれない？」
呼ばれたのは、紫耀くんだった。
「わっかりました〜」
紫耀くんはゆるりと返事をすると、はなみちゃんの横を離れて、私のところにやってくる
突然の展開に、心臓がどきどきしてしょうがない
「じゃあふたり。よろしくね」
「はーい。行こ、Aちゃん」
「あ、うん、」
廊下に一歩出れば、そこは明日の文化祭に向けて楽しそうに準備をする生徒たちがいて。
ついに。と、少し楽しみな気持ちが芽生えた
「ねえ俺気付いちゃったんだけどさ、」
突然、となりを歩く紫耀くんが口を開く
「何？」
少しだけ、距離を詰めてみた
「廉。Aちゃんのこと、超見てるよね笑」
だけど紫耀くんは、そう言って眩しそうに笑うだけ。
「さっきも備品めちゃくちゃ行きたそうにしてたの見ちゃってさ〜笑」
俺なんか申し訳なかった。そう言う君の表情は、明るい
「廉は絶対Aちゃんのこと好きだよ」
好きな人に嬉しそうにそんなこと言われて、
悲しくならない女の子なんて、いないよね。
「…………でも私は別に。永瀬くんのこと好きじゃないから。」
強めの口調でそう言えば、驚いた君
「なんでちょっと怒るの」
「…………紫耀くんってさ、」
君は、残酷だ。
「鈍感、って。よく言われない？」
勇気を振り絞って踏み込んだ、その先に待っていた君の反応は、
「いや？天然としか言われないよ」
「………そっか、」
また私の心を、ぽっきりと折るんだ。
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詩愛(プロフ) - zzzさん» いつもありがとうございます！ドキドキしてくださっていますか、よかったですT_T 続きもぜひ読みにいらしてくださいね！お待ちしております^^ (2020年5月29日 20時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - kaiさん» いつもありがとうございます！日課だなんて嬉しいです……精一杯頑張って書きますね！続きもぜひ読みにいらしてください！^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 涼杜兄妹さん» ありがとうございますT_T 引き続き皆さんのコメントを糧に頑張ります！ぜひ続きも読みにいらしてくださいね！よろしくお願いいたします^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 夜木さん» いつもありがとうございます！嬉しいです……これからも精一杯頑張りますので、続きもぜひ読みにいらしてくださいね！またよろしくお願いいたします^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - まいさん» 毎日おつかれさまですT_T 少しでもお仕事の疲れがとれるように、私も頑張って更新しますね！続きもぜひ読みにいらしてください！よろしくお願いいたします！^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年5月4日 19時
