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「じゃあ今から撮影タイムね」
焼きそばを食べ終えた紫耀くんは、そう言って立ち上がると
「Aちゃん」
私の名前を呼んだ
「うん？なに？」
「ケータイ貸して！」
「え？」
突然のことで、きょとんとする私に、君は笑った
「もう忘れたの？またカメラ貸してあげるって言ってくれたのに」
そこで思い出す、昨日の出来事
私のケータイのカメラを、気に入ってしまった君
「あ、そうだったね、」
「もう〜忘れんなって！」
「何の話？」
興味津々で私たちの会話に入ってきたはなみちゃん
別に隠すほどのことでもない。だけど、
「Aちゃんのケータイのカメラめちゃくちゃ優秀だから、たまに貸して！ってこの前頼んだ」
もう少し、ふたりの秘密。って、
思ってくれても、よかったのにな。
紫耀くんの話を聞いて笑いだすふたり
「ほんまに紫耀は独特というかなんというか」
「普通にカメラ借りればいいのに！」
「え？俺なんか変？」
そんな3人の様子が不思議で、面白くて、
私も、つられて笑ってしまった。
・
そのあと私たちは、渡り廊下に移って
紫耀くんの動画撮影を、見守る
「文化祭です！焼きそば食べました！うまかったー」
ひとりで内側のカメラでにこにこと動画を回す君を、
3人で映らない場所から見ていると、
「…………え？ねえもう、俺だけで撮っててもなんも面白くないんだけど」
そう言って紫耀くんは、カメラを回したまま永瀬くんに近寄る
「ほらほら、廉でーす」
「アホかお前！！やめろや！！」
「廉はカメラ慣れしてないのでー」
「はあ？！なんなん？！」
私のケータイを片手に、君は散々私たちを追いかけ回して画角に入れようとする
そんな今が、楽しくて。
「はなみ〜！」
「ねえやだ私映りたくない！笑」
みんなではしゃぐ時間が、愛おしくて。
ふと気がついた時には、文化祭が終わろうとしていた
「ねえみんな、もう時間、」
「え？ガチで？」
「やっば、部活の方戻んないと」
「行こうみんな！」
4人で笑いながら駆け抜けた、渡り廊下
それぞれの想いを忘れてはしゃいでいた、私たち
もし、誰も誰かを好きにならなければ、
毎日がこんなに、眩しかったのかもしれないね。
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詩愛(プロフ) - zzzさん» いつもありがとうございます！ドキドキしてくださっていますか、よかったですT_T 続きもぜひ読みにいらしてくださいね！お待ちしております^^ (2020年5月29日 20時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - kaiさん» いつもありがとうございます！日課だなんて嬉しいです……精一杯頑張って書きますね！続きもぜひ読みにいらしてください！^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 涼杜兄妹さん» ありがとうございますT_T 引き続き皆さんのコメントを糧に頑張ります！ぜひ続きも読みにいらしてくださいね！よろしくお願いいたします^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 夜木さん» いつもありがとうございます！嬉しいです……これからも精一杯頑張りますので、続きもぜひ読みにいらしてくださいね！またよろしくお願いいたします^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - まいさん» 毎日おつかれさまですT_T 少しでもお仕事の疲れがとれるように、私も頑張って更新しますね！続きもぜひ読みにいらしてください！よろしくお願いいたします！^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年5月4日 19時
