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・
数日後、
私は紫耀くんと、放課後に撮影に行く約束をした。
「永瀬くん、」
「んー？」
約束の日の朝、私はとなりの永瀬くんを呼ぶ
「あのね、文化祭の撮影行こうって。この前誘ってくれたじゃん、」
「………あー、そやったな、」
「あれなんだけど……ごめん、行けない、」
私の言葉に、永瀬くんはちょっとだけ微笑んだ
「ええよ、別に。ダメもとやったし。」
「ごめんね、」
「ええってだから笑 ……ま、楽しんでな、」
彼のその最後の言葉が、耳に残る
永瀬くんはまた、気がついてるんだね。
私と紫耀くんの、約束のこと。
「………うん、ありがとう、」
私の小さな言葉に、
永瀬くんは、返事をしなかった。
・
放課後になって、合流した紫耀くんと私は、
近所の古い商店街を目指す。
「この商店街結構古いよね。雰囲気あっていいな〜って、ずっと思ってた」
商店街の入り口、君は少しだけ古い建物たちをぐるりと見回す
「ね、いいよね。きっと素敵な写真が撮れると思うよ」
「だといいな〜」
「………じゃあ、紫耀くん。今日はこのカメラ、貸してあげるね」
私が君のために持ってきたのは、私が1番最初に買ってもらった初心者向けのカメラ
操作もさほど難しくないし、サイズも小さくてちょうどいい
「えっ！これ本物？？」
「本物だよ笑」
「え、やっば。どうしよ、なんか俺壊しそうなんだけど」
「大丈夫！」
あたふたする紫耀くんに、とりあえずカメラを持たせてみると、
ぱっと嬉しそうに華やぐその表情
「すげー、本物！」
カメラってそんなに珍しいかな。笑顔の君が眩しくて。
私はそっと、目を細めた
しばらくふたりで、商店街のいろんなものを撮ってみる
数分後に見せ合った写真は、それぞれ個性が出ていた
「紫耀くん、綺麗に撮るね、」
「そ？」
「うん………好きかも。紫耀くんの写真。」
そう言って、熱い視線を君に送ると、
「俺も、Aちゃん好きだよ」
突然、心臓を鷲掴みにされる
「………え、今なんて、」
「ん？………あ、あっごめん！Aちゃんの写真が好き、って言いたかった」
「………そっか、ありがとう、」
「今の俺超キモかったね、ごめん笑」
ただの、言い間違い、か。
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詩愛(プロフ) - zzzさん» いつもありがとうございます！ドキドキしてくださっていますか、よかったですT_T 続きもぜひ読みにいらしてくださいね！お待ちしております^^ (2020年5月29日 20時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - kaiさん» いつもありがとうございます！日課だなんて嬉しいです……精一杯頑張って書きますね！続きもぜひ読みにいらしてください！^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 涼杜兄妹さん» ありがとうございますT_T 引き続き皆さんのコメントを糧に頑張ります！ぜひ続きも読みにいらしてくださいね！よろしくお願いいたします^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 夜木さん» いつもありがとうございます！嬉しいです……これからも精一杯頑張りますので、続きもぜひ読みにいらしてくださいね！またよろしくお願いいたします^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - まいさん» 毎日おつかれさまですT_T 少しでもお仕事の疲れがとれるように、私も頑張って更新しますね！続きもぜひ読みにいらしてください！よろしくお願いいたします！^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年5月4日 19時
