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君を誘うセリフをたくさん考えたけど、
どのセリフの出番も、今日はないみたい。
胸の奥でくすぶる小さな覚悟
君のいない部活は、ちょっとだけ寂しかった。
そんな中でも、はなみちゃんは今日も可愛くて、
彼女と話している先輩たちもみんな、笑顔で。
いつも元気なその子
こういうところかな、紫耀くんが好きなのは。
つい、そんなことを考えてしまった。
・
「じゃあ解散ね」
あっという間に下校時刻
口々にお疲れ様と言いながら、先輩たちが教室を出て行く
今日は紫耀くんがいないから、私はひとり
しょうがないけど、やっぱり少し寂しくて。
するとそこへ、カバンを背負ったはなみちゃんがやってきた
「Aちゃん、私今日用事あるから、そっちから帰るよ！」
「ほんと？」
にっこりと笑うその子
「ほんと！Aちゃんと同じ方向だ〜！って今日ずっと楽しみだったの」
そんな風に言われて、はなみちゃんという存在をまた好きになる
同時に湧き出た暗い感情には、気がつかない、ふりをした。
「え、みんな今日そっちなん？」
話を聞いていた永瀬くんが言う
「そうなの！」
「ガチか。じゃ俺もそっちから帰るわー」
「やった！みんなで帰ろ！」
君のいない今日、私たちは3人で帰ることになる
はなみちゃんはもう一度にっこり笑うと、廊下に出て私たちに手招きをした
「まあそうなるよな」
たどりついた駅の改札、呟く永瀬くん
もともと方面が逆で、特に寄り道をする用事もない彼は、
私たちとは、逆の電車に乗る必要があった
「一緒に帰れないやんこれ」
「そうだね笑」
残念そうな永瀬くんに、苦笑いのはなみちゃん
「まあしゃーなし。帰るわ」
「気をつけてね〜」
「おん、そっちも気をつけて」
駅のホームで別れた私たち
電車に乗り込むと、はなみちゃんが話し出した
「Aちゃん、紫耀とは一緒に帰ったりして、仲良くなれた？最初の頃、緊張してたけど」
首を傾げる、可愛い子
「あ、うん、多分前よりかは」
「よかった！」
紫耀、フレンドリーだもんね。そう言って微笑む彼女
その表情が優しくて、不安になった私は
「………はなみちゃんは、紫耀くんのことどう思う？」
思わず、そんなことを聞いてしまった。
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詩愛(プロフ) - zzzさん» いつもありがとうございます！ドキドキしてくださっていますか、よかったですT_T 続きもぜひ読みにいらしてくださいね！お待ちしております^^ (2020年5月29日 20時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - kaiさん» いつもありがとうございます！日課だなんて嬉しいです……精一杯頑張って書きますね！続きもぜひ読みにいらしてください！^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 涼杜兄妹さん» ありがとうございますT_T 引き続き皆さんのコメントを糧に頑張ります！ぜひ続きも読みにいらしてくださいね！よろしくお願いいたします^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 夜木さん» いつもありがとうございます！嬉しいです……これからも精一杯頑張りますので、続きもぜひ読みにいらしてくださいね！またよろしくお願いいたします^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - まいさん» 毎日おつかれさまですT_T 少しでもお仕事の疲れがとれるように、私も頑張って更新しますね！続きもぜひ読みにいらしてください！よろしくお願いいたします！^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年5月4日 19時
