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その日は、家に帰ってもなかなか寝付けなかった
布団にくるまってみても、不思議なときめきは消えないし、
君の笑顔が浮かんでしまう。
そして、その感覚が、
君に恋をしていた時のそれと、かなり似ていて焦る。
もしかしたら、もう一度。なんて、
そんなことあるわけないのに、思ったり。
もやもやと悩み続ける私に構わず、
君はやっぱり頻繁に私に連絡をよこした
「今日はいい天気だね」
ある日、そんなメッセージを受け取って、その日初めて窓の外を見た
たしかに。とっても綺麗な青空
「ほんとだね」
あっさりと返すけど、きっと会話は終わらない。そんな気がした
「そういえばさ、俺のハチマキ、捨てた？笑」
唐突な質問に、息が止まる
「この前は怖くて直接聴けなかったんだけど」
これは、どう答えるべきなのか。
もちろん、捨てられるわけなくて、まだ持っている。だけど、
本当のことを伝えたら、また距離が壊れて、
あの頃みたいに、
また傷つくんじゃないか。って。
「どうだろう、捨てたかもしれないし、捨ててないかもしれない笑」
怖くなってしまった私は、君に曖昧な、嘘をついた
「そっかー笑 でももうかなり前だもんね」
君からの返信
文面だけでは、君がどんな気持ちでいるのかわからない。
もし私が本当のことを言っていたら、
君はどんな反応をしたのかな。
そんな風に、選ばなかった未来が少し、気になった
「今日も練習なのかな」
話題を変えようと、話を振ってみると
「いや今日はね、気分転換しにきてる」
意外な返事が返ってきて、興味がわく
「なにしてるの？」
すると、どこかのちょっとしたアミューズメントパークの写真が送られてくる
「ここ、期待してなかったけど結構楽しい」
神宮寺くんが楽しそうに遊ぶ様子を思い浮かべて、思わず笑顔になった
「お化け屋敷もあってさ、写真いる？」
「いらない」
急いで返事を打ち込んで、送信
「やっぱりまだ苦手なんだ、お化け屋敷笑」
「うん、絶対無理」
なんとなく、画面の向こう側で君が笑った。気がした
「じゃあ、俺の受験終わったら連れてってあげる」
なんて、
「ちょっといじわるになった？」
「かもね」
君が、私たちの記憶を、
出会ったあの日から順番に、たどっていることに気がついた
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詩愛(プロフ) - _to_shoさん» いつもありがとうございます！切なく共感していただけて本当に嬉しいです^^ 続きもお楽しみに！ (2020年2月15日 15時) (
レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
_to_sho(プロフ) - 選ばなかった未来が、少し気になるの、、、切ないです泣。共感100パーセントです泣 (2020年2月9日 2時) (レス) id: 92c3943f3d (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - _to_shoさん» 楽しんでいただけて何よりです！がんばって更新してまいりますのでよろしくお願いします！！ (2020年1月31日 19時) (レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
_to_sho(プロフ) - 俺にちょっと時間ちょうだい、のとこでキュンキュンマックスです！！長いお話逆にありがとうございます！！ずっとドキドキできるとか最高です！よろしくお願いします！！ (2020年1月30日 21時) (レス) id: 92c3943f3d (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - _to_shoさん» 嬉しいです〜！ありがとうございます！ (2020年1月27日 19時) (レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年1月13日 13時
