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冬休みがどんどん近付いていく、そんな今日の放課後も、私たちは図書室にいた
カリカリカリ…
勉強に集中しようとは、してるのだけど、
すき、そう思いはじめると、こんな近くに永瀬がいることを意識してしまうんだ
カリカリカリ…
止まることのない、永瀬のシャーペン
永瀬は、意識してないのかな、隣の私。
伏せられた目に、考え中の、きゅっとしまった口角
するするとペンを走らせる、その指も綺麗で。
どれくらい永瀬を見ていたんだろう
「そんな見られたら俺穴あくんやけど」
相変わらず視線はそのままで、私に話しかけてくる
「見てないし」
「嘘つけ笑」
そういうと、スッと私に近づいて、
「わかんないとこでもあるん？」
そう聞くから
「…ある、」
「見してみ〜」
わからないのは、
「ああ、ここはな、」
「永瀬、」
永瀬にとって私は、ただのライバル？
「ん？」
ふいに顔をこっちに向けるから、
すごくすごく至近距離で、絡まる視線
ぎゅうっと胸の奥に甘い痛みが走って
私のだいすきなその目の中には、私しか映っていなくて、
あっという間に吸い込まれて、世界には君と私だけ。
すきが溢れて溢れて、このまま目を合わせていたら伝わっちゃうんじゃないかってくらい
その一瞬は、まるで永遠のようで。
だけど、永瀬がゆっくり瞬きして、
「………そんな目で男見たらあかん」
切なそうにそう言うんだ。
瞬間、あっという間に、2人だけの世界から連れ戻されて
図書室に並んで座っていた、私たち。
「…あと30分くらいしたら、帰ろか」
「そう、だね」
永瀬の言葉の本当の意味は、わからずじまいだった。
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詩愛(プロフ) - ぴーさん» こんばんは！ありがとうございます…！頑張ります！引き続きよろしくお願いします。 (2019年2月4日 22時) (
レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴー - とてもおもしろいです。更新楽しみにしています！！これからも頑張ってください！！ (2019年2月3日 19時) (レス) id: b972a36c14 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 夕美さん» こんばんは、ご指摘ありがとうございます。外していたつもりだったのですがうまくできていなかったみたいです…。失礼しました。 (2019年1月25日 23時) (レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
夕美 - オリジナルフラグちゃんと外して下さい、違反です。ルールくらい確認しましょう。 (2019年1月25日 23時) (レス) id: b6266b0de2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2019年1月25日 23時
