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夏休みが終わってしまって、席替えがあった
永瀬くんとは、離れちゃった。
話す機会も減るのかな、なんて、寂しく思いながら、今日も1日を終えて、1人で図書室に向かう
図書室で勉強するのは、久しぶりな気がする。
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最終下校時刻が近付いて、帰る支度を整えた私は、本棚の間を歩いて図書室を出ようとした
すると、
「あれ、長谷？」
小声だったけど、この柔らかくて高い声は、彼しかいない
振り返ると、永瀬くんが本棚の間から顔を出していた
「帰んの？」
うん、と頷くと、
「そんなら、一緒に帰らん？」
予想外の展開に、私の心臓は、うるさかった。
・
電車に揺られながら、夏休みの話をする私たち。
あ、そういえば…
「永瀬くん、あのね」
そう言って私の目線の少し上にある横顔を見つめれば
ん？っと言って優しく視線を合わせてくれる、どこまでかっこいいんだろう。
「私の、志望校なんだけど、変えたの」
夏休み全部を使って、悩みに悩み抜いた決断を、永瀬くんに伝えた
「え、マジ？」
「うん、ちょっと難しくなりそうなんだけど、S大学に…」
うわ〜、そっか〜と驚いた顔をする彼
永瀬くん、今、どう、思った？
心配そうに見上げる私の視線に気がつくと
「それでこそやん。応援してんで」
そう言って少しかがむと、私と目線を合わせた。
うれしくて、
「永瀬くん、ありがとう」
そう言うと、少し困った顔をした永瀬くん
「その永瀬くん、っていうの、やめん？なんか距離感じる」
目が泳いでいる。何か緊張してる？
「距離…？」
「そう。だから例えば……その…俺のこと…れ……」
「れ……？」
どんどん下を向いていってしまう永瀬くん
心なしか顔が赤い気がする
ええと、距離を感じない呼び方は……
「な、永瀬…」
私がそう呟くと、へ？ってびっくりした顔で、顔を上げる彼
「永瀬…って呼んだら、距離縮まる？ほら、他の女の子たちみんな、そう呼んでるから…！」
永瀬くんはまだびっくりした顔をしていたけど、すぐにフッと笑って
「それでも、ええよ」
そう言ってから、
「でもいつかは……」
そこまで言って、また顔を背けてしまった
「なんでもない、」
永瀬の耳は少し赤かった。
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詩愛(プロフ) - ぴーさん» こんばんは！ありがとうございます…！頑張ります！引き続きよろしくお願いします。 (2019年2月4日 22時) (
レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴー - とてもおもしろいです。更新楽しみにしています！！これからも頑張ってください！！ (2019年2月3日 19時) (レス) id: b972a36c14 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 夕美さん» こんばんは、ご指摘ありがとうございます。外していたつもりだったのですがうまくできていなかったみたいです…。失礼しました。 (2019年1月25日 23時) (レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
夕美 - オリジナルフラグちゃんと外して下さい、違反です。ルールくらい確認しましょう。 (2019年1月25日 23時) (レス) id: b6266b0de2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2019年1月25日 23時
