ゲーム ページ9
ブライト博士side
私は彼女を連れて自分のオフィスに連れていった。
もちろん理由は彼女の数学的な能力の検証の為だ。
私は自分のパソコンを開き、あるゲームを立ち上げた。
このゲームはほんの僅かな情報や数字により、ABCどれかの街に核爆弾が落ちてくる事を予測するゲームだ。
不謹慎の極みの様なゲームだが難易度はかなり高く、私も正解したことは無い。
勿論攻略法を覚えた筈のカインでさえも音を上げている。
ちなみに制作者は不明。
「アメリアちゃん、少しこのゲームを解いてくれないかい。」
アメリアちゃんを椅子に座らせてゲームを溶かせていると、アメリアちゃんは数分画面を眺めた後、答えを打ち込んだ。
答えを覗き混むと、ディスプレイにはAと入力されている。
私が仕上げにエンターキーを押すと、数秒の読み込みの後、彼女の答えが正解だと言う旨が表示されていた。
「これで良いでしょうか。」
彼女は私の顔を不安げに見つめている。
「勿論だよ、他にもやってもらって良いかい。」
彼女は少し考えた後頷き、ディスプレイの次へと言うボタンを押した。
今度はさっきよりかなり難しくなっている。
画面から文字は消えて、数字だけが入力されている。
どこかの国の言葉と数字を当てはめるのだろうが、正直に言わせて貰うと何にも分からない。
彼女は今度はディスプレイを数秒間見ただけで直ぐに答えを打ち込んだ。
今度の答えはCらしい。
エンターキーを押してあげると、またまた正解。
「アメリアちゃん、君はこの数字の羅列の読み方を誰かに教わったのかい。」
仮にやった事があるにしても、問題はコロコロ変わって同じ問題が出た事は無いため、昔やった時の答えを入力していると言う事は無いだろう。
「いいえ、一度も在りません。何と無くです。」
彼女はキョトンとした顔で答える。
財団職員がいくらやってもクリア出来なかったゲームを僅か数分でクリア。
そして何と無くで数字の羅列を読めるよう変換し、しかも数秒見ただけで答えを完全に求められる。
果たしてこの子の危険度はEuclidで良いのだろうか。
財団の切り札レベルの危険度でもおかしくないと思うのだが。
仮にこの子が嘘を着いていたとしても嘘発見機で見つければ良いだけだとして。
この子の報告書を書き直さなければいけないな。
「アメリアちゃん、もう少し付き合ってくれないかい。」
彼女は静かに頷いた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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西 - この方角に福があるはずです
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あかり - この小説すごく面白いです!!scpの小説って中々ないので嬉しいです!!更新頑張って下さい! (2020年3月28日 11時) (レス) id: bb493c8f2f (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - SCPを夢小説にする人の頭って大丈夫?さん» あ、本当ですか!直しておきますね。警告ありがとうございます。 (2019年10月25日 23時) (レス) id: 69da1a5e62 (このIDを非表示/違反報告)
SCPを夢小説にする人の頭って大丈夫? - SCP1428ってもういますよアメリカに (2019年10月25日 22時) (レス) id: 37d62ed22a (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - リコリスさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします! (2019年10月20日 14時) (レス) id: 69da1a5e62 (このIDを非表示/違反報告)
リコリス(プロフ) - 大好きです。更新応援してます! (2019年10月20日 14時) (レス) id: a134e1e242 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天音 | 作成日時:2019年9月21日 17時