食堂 ページ14
クレフ博士side
昼飯と朝飯の中間の時間だったせいか、あまり食堂に人は居なかった。
そのお陰でゆっくりと昼飯を食えたが、どうやらお嬢ちゃんは味覚が少し、いや、かなり鈍いらしい。
パンにバターやジャムは塗らない。
ミニオムレツにケチャップは付けない。
サラダにドレッシングは掛けない。
ヨーグルトに蜂蜜や砂糖は入れない。
俺がこんな食生活にしたら健康になるとは思うが１日立たずにギブアップだ。
｢あら、クレフじゃない。その女の子は誰。｣
聞き慣れた声に振り向くと、ライツがサンドイッチのセットを持って立っていた。
｢隣、座るわね。｣
ライツはお嬢ちゃんの隣の席に座り、サンドイッチを食べ始めた。
｢ところてクレフ、この子誰なの。｣
｢SCP(規制済み)ことアメリアさ。恐らく今夜か明日の朝位に上から召集かかると思うぜ。｣
ライツ博士side
珍しくクレフが女の子を連れていると思ったらSCPだったとは思いもしなかったわ。
現実改変者絶対殺すマンのクレフが手を出していないって事は現実改変系の能力ではないようね。
考えるとしたらあまり人間に被害が及ぶ能力ではなさそうだから、肉体強化とかその辺りかも。
｢ところでこの子、サイト内歩いてて大丈夫なの。｣
まぁちょおちょおたちのおうとかの謎称号を持ってるあの人とかクレフとかは収容違反は当たり前だから気にしても無駄だと思うけど。
｢あぁ、一応監視有りで今は出歩きは大丈夫だと報告書に書いてあったからな。今は同じSCPのアイリスが面倒見てるけどな。｣
アイリスって確か写真を動かす能力の女の子よね。
明確な人間の姿のSCP同士気が合うのかしら。
そう思いながら最後のサンドイッチを口に放りこむと、アメリアが突然口を開いた。
｢あの、クレフさん、ライツさん、私ってどんなSCP何ですか。｣
私は小声でクレフに聞く。
｢クレフ、伝えてないの。｣
｢すまん、色々合って伝えられなかった。｣
｢バカ、もっと早く伝えてあげなさい。｣
テーブルの下でクレフと足のふんずけあいをしながら小声で言い争っていると、ふいに食堂のスピーカーから声がした。
｢召集命令、SCP(規制済み)の沈静化後、中央本部にセキュリティクリアランスレベル2以上の職員は集まるように。｣
私とクレフは顔を見合わせた。
次の瞬間私はアメリアの首に沈静薬を打ち込んだ。
そして三人分のトレーと椅子を片付けると、クレフにアメリアを背負わせた。
｢行くぞ、ライツ博士。｣
｢えぇ、クレフ博士。｣
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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あかり - この小説すごく面白いです！！scpの小説って中々ないので嬉しいです！！更新頑張って下さい！ (2020年3月28日 11時) (
レス) id: bb493c8f2f (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - SCPを夢小説にする人の頭って大丈夫？さん» あ、本当ですか！直しておきますね。警告ありがとうございます。 (2019年10月25日 23時) (レス) id: 69da1a5e62 (このIDを非表示/違反報告)
SCPを夢小説にする人の頭って大丈夫？ - SCP1428ってもういますよアメリカに (2019年10月25日 22時) (レス) id: 37d62ed22a (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - リコリスさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします！ (2019年10月20日 14時) (レス) id: 69da1a5e62 (このIDを非表示/違反報告)
リコリス(プロフ) - 大好きです。更新応援してます！ (2019年10月20日 14時) (レス) id: a134e1e242 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天音 | 作成日時：2019年9月21日 17時
