万能薬 ページ11
ギアーズ博士side
私は今、SCP(規制済み)の治療に駆り出されている。
私の部下、アイスバーグがSCP(規制済み)の足首から先を吹っ飛ばしたらしい。
今SCP(規制済み)は麻酔で眠っている。
だが足の血はいまだに止まる様子は無い。
「血が足りません。ギアーズ博士、SCP500の申請をお願いします。」
SCP500、通称万能薬。
副作用は特に無く、身体的な欠損や末期の癌も治す効果がある。
だがいくら彼女が財団の役に立つとしても、財団が残り少ない貴重な薬を子供一人に投与を許すだろうか。
否、許さないだろう。
「却下します。財団がこれしきの事でSCP500を使わせないでしょう。申請の時間があったら血を止める事に専念しなさい。」
私はそう言いながら痙攣する彼女の手を押さえつけた。
思ったより力が強く、痙攣の度に手が振り払われそうだ。
「ギアーズ、SCP500の使用許可が出たぞ。」
後ろを振り向くと、ブライトがSCP500を入れたらしき袋を持っている。
「ブライト博士、一体何をしたのですか。」
「気にしないでくれ、上に彼女の可能性を説いただけさ。」
ブライトは得意気な顔で医療チームにそれを渡した。
一体ブライトが何をしたかは気になるが、今はSCP(規制済み)の容態の改善が先だ。
医療チームのリーダーがの体を起こしSCP500を投与させようとすると、SCP(規制済み)の体が激しく痙攣して抵抗する。
ブライトと協力して手足を押さえつけSCP500を投与するとSCP(規制済み)の足首から先が形成された。
「ふぅ、良かった。全く、この歳で歩けなくなるのは哀れだからね。」
ブライトはSCP(規制済み)を眺めている。
その目は昔の懐かしい物を見るような目だ。
ブライトはSCP(規制済み)を自分の何として捉えているのだろうか。
もし彼がSCP(規制済み)に必要以上な執着を持ちすぎたら私は彼を終了させなければならない。
彼は優秀だ。
そして絆されやすい。
だから私達が彼に銃を向けることがないよう、助けてやるべきなのだ。
「ギアーズ、ありがとう。私は彼女を少し見守っているよ。」
「そうですか、分かりました。」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
22人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あかり - この小説すごく面白いです!!scpの小説って中々ないので嬉しいです!!更新頑張って下さい! (2020年3月28日 11時) (レス) id: bb493c8f2f (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - SCPを夢小説にする人の頭って大丈夫?さん» あ、本当ですか!直しておきますね。警告ありがとうございます。 (2019年10月25日 23時) (レス) id: 69da1a5e62 (このIDを非表示/違反報告)
SCPを夢小説にする人の頭って大丈夫? - SCP1428ってもういますよアメリカに (2019年10月25日 22時) (レス) id: 37d62ed22a (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - リコリスさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします! (2019年10月20日 14時) (レス) id: 69da1a5e62 (このIDを非表示/違反報告)
リコリス(プロフ) - 大好きです。更新応援してます! (2019年10月20日 14時) (レス) id: a134e1e242 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:天音 | 作成日時:2019年9月21日 17時