伝説の妖怪は神様の妹でした！！ (ページ28)

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二十七話ページ28

『わ・・、可愛い。あれが鯉伴の小さい時かぁ・・。』

こんにちは！私は今奴良組の桜の木の上に明鏡止水を使って隠れながら屋敷を見ている。
・・・本当は鯉伴は妖怪と人間のハーフ何だけどな・・・！？でも羽衣狐からの呪いで妖怪同士じゃ産めないはずじゃ・・・？
・・・あっ！そうか！元々、珱は人の子だったから体までが妖怪になったわけじゃないのか・・！珱はただ妖怪の力と寿命を手に入れただけ。
じゃあここは原作通りになった・・！
これでリクオはクオーターになる！
良かった！

「そこに居るのは誰ですか・・？」

・・・ッ！？やば・・！考え事に夢中で明鏡止水を解いちゃってた・・！？
仕方ない・・。一言だけ言って、ここを立ち去るか・・。

「あ、あの・・？」

『勝手に入って姉妹申し訳ございません・・。珱。無事に出産出来て良かったです。』

「・・・えっ？」

『またしばらく戻れないけど、ちゃんと貴女もお母さんになるのだから、体には気をつけて下さいね。』

「あ、貴女もしかして・・！？」

『鯉伴君の事、ちゃんと愛してあげるのよ・・。幹部のみんなとぬらりひょんに宜しく伝えてね・・？』

「ま、まってくだ・・！

『じゃあね？珱・・。奴良組の事・・ずっと愛していますよ・・。ではまた・・』

ザァァァァァァーーー・・・

「お、お母様ぁぁぁっっっ！！」

ドタタタタッッ・・！

「ど、どうしたのじゃ！珱姫・・！敵か！？」

「珱姫様！どうなされましたか！！」

「誰っ！？今の叫び声は・・！？・・・って何泣いてるのよ？」

幹部らが珱姫の悲しい叫びを聞いて庭に出てきた。

「・・・グスッ・・！い、今・・お、ぁ、ぁが・・！」

「なんじゃ？すまんもう一度・・」

「今っ！お母様が桜の木の上に！！」

「「「「「「な、何！？」」」」」」

「そ、それは本当か・・！？あいつは何て言っていた・・！」

「《無事に出産出来て良かった》と、後《奴良組の事をずっと愛している》と・・！」

「・・・そうか。あいつもうちの息子を見に来たのかもしれんな・・。」

「お母様はまだ暫く帰ってこれないそうです・・。」

「もう、何やってんのかしら・・零さんは・・。」

「でも、会えてよかったですな！珱姫様？」

「ええ、本当に無事で何よりですっ！！」