十三話 ページ14
???サイド
妾は今酒屋に行った帰りなの。なぜ酒屋かと言うと、ぬらりひょんが珱姫?とかいう女を連れて帰ってきて、
《今夜は宴じゃ〜!》
とか言って酒が必要になったから。
何で妾かというと、[一番人間に容姿似ているから]だって。
・・・妾だって行きたくなかったわよ!!でも無理やりね・・・。はぁ・・。
そう考えながら暗い道を歩いていると、か細く、消えそうな声が聞こえてきた。
『私が守らないと・・・。私しかいないんだから・・・。』
(どこから聞こえてくるのかしら・・・。・・何を守るのかしら・・?)
周りを見渡して見るとそこには真っ黒で艶のある腰までの長い髪、頭に笠と顔に狐のお面を被り、黒を基調に桜が美しく散りばめられている着物に身を包んだ女がそこに立っていた。
(う、美しい・・・!しかも、この強い畏・・!彼女強いわ・・・!一体何者なの・・・!?)
儚げな、でも強さの畏を持つ彼女に妾は身震いした。
妾より美しい女なんてそうそういないと思ってた。
でも、ここにいた。強い畏を身に纏った彼女の事が気になり、私は声をかけた。
「貴女、こんなとこで何してんの?・・・それとも妾達の敵かい・・・?」
『ッ!?・・あぁ、貴女は奴良組の・・雪女様ですね?私は敵ではございませぬ・・。私はこの和の国を旅して回っております、《舞姫》と申します。』
「ま、舞姫様!?も、申し訳ありません!貴女様があの伝説の舞姫様だとは気づかず・・・!本当にっ・・!」
『大丈夫ですよ。私はただ長生きしているだけの妖と言うだけの話。謝らなくていいのです。・・所で貴女のお名前を伺ってもいいですか?謝る代わりに私の友人になってはくれないですか?。・・・ダメですか?』
「そ、そんなことないです!妾も貴女と友人になりたいですわ!・・妾はゆk・・いえ、雪麗です。・・貴女は?」
『私は・・零。この名前では最近呼ばれてないから、雪麗に呼ばれるの嬉しいわ。・・ふふっ、よろしくね雪麗・・・ニコッ』(少しお面を外して笑う)
「え、えぇ・・////よろしくお願いします、れ、零さん!!(な、何この子、かわいすぎ!!)」
『ふふっ、久し振りのお友達・・嬉しいわ・・。』
「よ、よかったですわ・・。あっ!お酒買ったまま忘れてたわ!早く帰らないと!」
『そう・・、残念だわ。もう少しお話したかったのだけれど・・。』
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水無月のぞみ - 何で名前変えられないの? (5月22日 3時) (レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています (2022年1月10日 1時) (レス) id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 了解です!今から結構遅くなってしまうかもですけど、内容考えてみます! (2019年4月1日 20時) (レス) id: a35a2b878e (このIDを非表示/違反報告)
あやなん(プロフ) - レイさん» ぬらりひょん、鯉伴、リクオの中がいいです! (2019年4月1日 17時) (レス) id: fc61734a3a (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - あやなんさん» あやなん さんは誰がいいですか?リクエストがあったらその人にする・・・かも?です。 (2019年4月1日 14時) (レス) id: a35a2b878e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイ | 作成日時:2019年3月31日 10時