僕達のちょこれいとはありますか?26 ページ29
.
「ねぇ、真緒」
「ん?なんだ?」
現在トリスタのプロデュースをしている私。
そんな中近くにいた真緒に声をかける。
「今日はみんなが異様に近づいてきたんだけど」
なんかのドッキリなのか。
普通科とかの女子に殺されそう。
すると真緒はあ〜…と納得したように声を出す。
「A、今日は何月何日だ?」
今日?今日は…
「にがつ……じゅうよっか………あ」
なるほど……
彼らもアイドルとはいえ男子高校生。
みんなも可愛い所あるじゃん。
そう思いながら真緒以外の3人を呼ぶ。
「3人ともー!ちょっと来てー」
3人は不思議そうな顔をしてこちらへ来た。
「はい、いつもありがとう。これからもよろしく」
お察しだと思うが、私が渡したのはチョコレート。
用意したのは4人だけ。
全員作るのは大変だし、なんだかんだでこの4人には一番お世話になってるから。
「うぅ、アッキ〜!!」
すると突然私に抱きついてくるスバル。
え、ちょっとていうより大分苦しい。
「あ!僕も!」
スバルに対抗するように抱きついてくる真。
「貰えないかと思ってた〜!」
スバルは頬を膨らませる。
え、女子力。
「明星、遊木。嬉しいのは分かるが、Aが困っている」
北斗が2人を叱る。
「良いよ別に。何なら北斗もくる?真緒も」
「いやー…俺は遠慮しておくわ」
真緒が苦笑いで言う。
「サリ〜?」
「衣更くん〜?」
「ああ、もう!わーったよ!」
すると真緒が抱きついてきた。
ふわっといい香りがする。
「ほらほらホッケ〜?」
「こっちおいで!」
「今のうちに甘えといた方がいいぞ?」
私に抱きつく……というより巻きついている3人は北斗を呼ぶ。
味方がいなくなった北斗は観念したように私に近づく。
躊躇いながら遠慮がちに抱きついてくる北斗。
「「「「いつもありがとう!」」」」
4人はとてもいい笑顔だった。
なんだかんだでこの4人とは長い付き合いになりそうだ。
.
571人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かりんとう - 続編、千秋と司くんでお願いします! (2018年3月11日 9時) (レス) id: 75ff234656 (このIDを非表示/違反報告)
あん - 続編で、スバルと薫お願いします! (2018年3月11日 8時) (レス) id: 75ff234656 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 続編、せないずと零さんお願いします! (2018年3月11日 8時) (レス) id: 0bb97e07cc (このIDを非表示/違反報告)
白布ん(プロフ) - 続編ので夏目くんお願いします!! (2018年3月9日 11時) (レス) id: fd045e31bd (このIDを非表示/違反報告)
星煉 - キャラの件、夏目くんお願いします! (2018年3月7日 21時) (レス) id: 46ffbd5dff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きさら | 作成日時:2017年10月20日 20時