Doctors family〜3〜

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メンディーside



隼「あらんにぃ、早く起きてね」

亜「…っん、」



一瞬自分の目を疑った


隼の声に反応するように亜嵐の頭が動いたような気がしたから




まさかとは思いつつも肩を叩いて名前を呼ぶと薄っすらと目が開いた





すぐに龍友達を呼んで起きたことを報告する



まだ起きたばっかりで意識がはっきりしないけど今はとりあえず起きてくれた喜びでいっぱいだった




それはみんな同じで

特に隼は一番喜んでいたかもしれない






亜「隼…無事でよかった」


あれから少しして話せるようになるまで回復



第一声が隼の心配で自分の事も心配しろよって思ったけど亜嵐らしいかも







あれだけの大怪我だったから自分で行動できるのも制限されてしまって


暇さえあればリハビリをしていた



そして今日は遂に退院の日




馬鹿みたいにずっと動いていたから普通の人よりも回復が早いみたいだった




隼と一緒にお迎えしに行く




隼「あらんにぃー！早く帰ろ」

亜「待てよっ笑そんな焦るなって」



この日をずっと楽しみにしていたから呆れるくらい機嫌がいい



亜嵐のいなかった家は本当に静かで




いつも明るくしてくれていたのは亜嵐だったんだなって気付かされた





久しぶりに見る隼と並んで歩く光景


ずっとこれが続けばいいのになって改めて思うんだ





"誰も死なせない"

その"誰も"に自分も入れて欲しいな





END

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