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AKIRA side



せっかくやると言ってくれた涼太。


だけどあれから一度も俺と目を合わせてくれることはなくて。




ここで俺がやるよりかは安心し切っている亜嵐の方が良いのかなと思う。




亜嵐も気づいてくれたみたいで場所を交代した。






ガチャン…

玲・隼「ただいまー!」



タイミング悪く玲於と隼が帰宅。





涼太の顔はだんだん曇っていった。


仕方がないと言えば仕方がないのかもしれない。




もし俺が涼太の立場だったら自分より年下の人がいると甘えようにも甘えられないし。





亜「すみません。二人をどうにかしてくるんで」


唯一素直に話せる亜嵐が部屋から出て行ってしまい。




さっきより鼓動が速くなっている様子の涼太。


頑張れの意味も込めて頭を撫でてあげると驚いたように俺の方を見る。





AKIRA「まだ頑張れそう?100のうちどれくらい?」

涼「んっ…ろく、じゅ、」


本当はもっと低い数字だと思うんだよね。




その理由なんて今ここに俺しかいないから。

俺を目の前にして我慢するしかなかったのだと。





あれから少しして亜嵐が戻ってきた。


今話していたことも知っていてほしくて全て伝えた。




亜「涼太偉いよ。もうちょっとだけ頑張ろうな」


万が一手を出してしまわないようにと思ったけど固定する器具もなく。




涼太なら大丈夫だと信じながらも毛布を体に巻いて後ろから抱き上げる。






亜「涼太ー。入れていくからね」

涼「げっ、げほっ、げほっ、おぇ…けほっ」



管が入った途端に目に涙が浮かんできた。


何度も波打つ背中をさすってあげると少しづつだけど落ち着いてきた。




暴れることもなく。

頭を動かすこともなく。




涼太自身も頑張ってくれてこっちまで嬉しくなってくる。





亜「はい、終わりにしよ。頑張った」


一日にこれだけ頑張ったら疲労もあるわけで。



時間の許す限り寝かせてあげようってことになった。




AKIRA「亜嵐は付き添ってあげなよ。俺があいつら見てくるから」

亜「ありがとうございます」





下に降りると二人してゲームをしていて。


見ない間にこちらもまた大きくなったなと感じる。





二人に教えてもらいながら俺もゲームを一緒にすることになった。



今度はみんな元気な姿で遊べるといいな。







END

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マメゴン(プロフ) - リクエスト停止中です。 (2021年1月7日 22時) (レス) id: 7ae0bdd266 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 玲於くんが体調悪くなちゃって隠そうとするけど隼くんにすぐばれちゃうお話がみたいです! (2021年1月6日 22時) (レス) id: 32dc7ba6bd (このIDを非表示/違反報告)
らら - リクエストです!涼太くんがインフルエンザになってしまう話が読みたいです! (2021年1月6日 16時) (レス) id: 843f1dad74 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ - リクエストさせてもらいます!玲於くんが過呼吸になってしまう話が見たいです!シチュエーションはマメゴンさんにお任せで大丈夫ですか?すみませんこんなざっくりで、、よろしくお願いします! (2021年1月5日 20時) (レス) id: 222c98f18b (このIDを非表示/違反報告)
SORA_1228(プロフ) - 涼太くんが玲於くんを守って大怪我する話がみたいです。目が覚めたら玲於くんに玲於が怪我しなくてよかった!って言って龍友くん達に怒られるけど涼太らしいなって言われる感じの話がみたいです! (2021年1月5日 15時) (レス) id: d773789e6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マメゴン | 作成日時:2020年10月21日 16時

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