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裕太side
あれから一週間経ったけど一向に亜嵐の声が出る様子はない
仕事の休みも延ばしてもらったらしい
なるべく普通の生活しようとみんなで約束した
「俺、起こしてこようか？」
いつもは龍友が起こしてるんだけど朝ご飯とか忙しそうだったからね
龍「ちょっとお願いするわ」
これは朝一番の大仕事だよ
「はい、朝でーす、起きてください」
玲「んーっ」
隼「あと、10分だけー」
チビ達はいっつも寝起きが悪くて困ってるんだよ
「あっそっ、もういいや。学校に電話してこよ」
隼「それはダメっ！」
玲「ほんっと、最悪」
これは龍友に教えてもらった起こし方
はい次の人、、テンポよくいかないとやっていけないからな
「起きてー、おい！」
涼「……」
この家の中で一番しっかりしてそうな涼太が意外と寝起きが悪くて
カーテンを開けても布団を剥がしても反応なし
「涼太、起きて、遅刻するよ」
涼「んぅーっ、おはよっ」
「はい、おはよ」
大人はさすがに自分で起きるけどなるべく亜嵐に寄り添おうって俺たちが起こすことになってる
「亜嵐ー」
亜「…くっ………っ」
起こしに行くとベッドの上で静かに涙を流してた
「ごめんな、どうした？」
亜《大丈夫》
「うん、焦らなくていいんだよ？」
亜「(コクッ)」
「よし！おはよう、亜嵐」
俺の言葉に大きく体を震わせているのに気付いた
「どうした？おはようだよ？」
亜「……くっ……はぁっ」
声をかけると止まった涙がさっきより出てきてしまった
「もうさ、溜め込まないで全部吐き出してみなよ。辛いでしょ？」
俺はスマホに打ち込むように促した
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レス) id: 843f1dad74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マメゴン | 作成日時：2020年5月25日 20時
