Doctors family〜2〜

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龍友side



龍「大丈夫？出た？」

涼「…んっ、ん」


目に涙を溜めて首を振る涼太


やっぱり出なかったか



こうなるとあれを使わないといけないけど

涼太が同意してくれるなんてことはないと思うんだけどね



メ「りょーた、泣かないよ。マッサージしてもらう？」



メン兄もわかっているんだ

何か別の方法で解決できないのかって



とりあえず涼太をベッドに寝かせてマッサージを始める



ただ、マッサージが進むにつれて顔を歪める涼太をみると手を止めたくなってしまう


涼太のためだとはわかっているけど辛いものは辛い



龍「痛いなぁ、ごめんな」

涼「んっ、んっ…もっ、ゃだ！」

龍「いやだな、でももうちょっと頑張ろうな」



"一応電話してみる"さっきメン兄から耳打ちで言われたこと


まだ病院にいるゆた兄に電話をしに行った



もう半分諦めてるようなものなんだけど



メ「裕太、持ってきてくれるって」

龍「そっか、ありがとう」



あとは涼太をどうやって説得するのか


ゆた兄が帰ってくるまでの時間がタイムリミットかな



龍「なぁ、涼太。ちょっと話聞いてくれるか？」

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