Doctors family〜2〜

・ ページ19

亜嵐side



「はい、熱測って」



今まで気づかなかったけどよく見ると顔が真っ赤



本当は俺も仕事だったんだけど電話を入れて休むことにした



隼「あらん兄、、終わったよ」



「高いねぇ、とりあえず制服脱いで部屋行こうか」



立ち上がった隼はフラフラして危なっかしくて心配になる



こんなになるまで誰にも言えなかったってことは俺たちにも原因があると思うんだよね



「ちょっと冷たいよ、、」



隼「んっ、、」



「どこか痛いところとかある？なんでも言ってごらん」



隼「いた、いんじゃ、なくてっ、はぁっ、さむっ、い、、はぁっ」



「寒いのか、毛布持ってくるからね」



ちゃんと言ってくれるのは隼の良いところなんだよね、誰かさんは言わずに後で大変なことになるから



でも、寒いって言ってたからまだ上がるんだろうな



「どうする？寝れそうなら後で起こしてあげるよ」



隼「ここにっ、いてっ、はぁっ」



「だーいじょうぶ、ちゃんと居るよ」



熱があるときって誰かがいると安心するよね



お腹を一定のリズムでトントンしてあげるとすぐに寝息が聞こえてきた



もし起きた時に誰もいないのは可哀想だから俺は隼の部屋で家でも仕事をやった

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す