story334 ページ4
刹那、戦場に駆けた圧倒的な強者の覇気
敵、味方関係なく、気の弱い者は皆平等に気を失っていく
処刑台にいた処刑人の2人も白刃を手から落とし、気絶した
本人はまだ気づいていない
自分が何をしたのか、何故周りが焦っているのか
｢野郎共ォ〜！！！
麦わらのルフィを全力で援護しろォ！！！！｣
手負いの自分よりあの若造を守らせる
それは白ひげにとって賭けであり確信でもあった
こいつならエースを救い、先の未来も変えていけると
『白ひげさん！』
海軍の戦力はいま白ひげに向いており、ルフィの方には中将未満の海兵達しかいなかった
代わりに白ひげの方には強く屈強な海兵達が攻撃をしており手負いの白ひげには少し辛いものがあった
｢おめぇは行かなくていいのか、A｣
ルフィの方に1度視線を向けるがすぐ目の前の敵に金色の瞳を向けた
『あなたの息子達がルフィを守ってるから大丈夫です！
それよりも、怪我してるあなたの方が心配です！
勝手に死なれては困りますから！！』
エースには親が必要だから殺さない
あの言葉は本心であった
『それに！大切な人を守りたいんです！
失いたくない！！』
少し表情筋が崩れた彼女は口元が歪んだ
人間は心を燃やして生きていく生き物だ
いつかはその炎は消えて､灰になる
その炎を止めることは出来ない
ならば1秒でも、その炎が長く燃えるようにすればいい
彼女にできるのはそれだけだ
『私があなたを守ります！！！』
言葉は短くていい
充分伝わった
｢グラララ…頼むぜェA！！！｣
『はい！』
首切り落としの死神と生ける伝説の男が共に戦う
海軍にとってこれほど厄介な2人はいないだろう
だが、この2人のことなどセンゴクは気にも止めてなかった
元帥の目に映るのは麦わらのルフィ
ただ1人のルーキーにここまで戦場が乱れるなど、
誰が予想していたのだろう
ルフィは今、革命軍イナズマが切ったコンクリートの坂を駆け上がっていく
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たろ。(プロフ) - あー泣いた。良い作品ありがとうございます (2022年6月5日 21時) (
レス) @page36 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - ワンピースの小説の中で涙が流れたのは初めてでした。こんなに素敵な作品をありがとうございました！！ (2022年1月31日 1時) (レス) @page34 id: 3ad15612f6 (このIDを非表示/違反報告)
sky*(プロフ) - 久々にこんなに涙を流しました。ワンピースの夢小説を何年も読んできましたが、他のどの作品とも似つかないこの物語が大好きになりました。8章も書いていただきありがとうございました！！！！ (2021年9月6日 13時) (レス) id: 6da2287aaa (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 素敵なお話を作ってくださり有難うございます。最後を読んだとき、もう涙が止まりませんでした。 (2021年7月5日 23時) (レス) id: 1b091749f7 (このIDを非表示/違反報告)
弱音ハクはオレの嫁(プロフ) - ありがとうございます。素晴らしい作品です。最後は涙無しには読み進められませんでした。 (2021年3月27日 7時) (レス) id: ccc8b6f347 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サン・D・リリア | 作成日時：2020年9月28日 22時
